こんばんは、ななおです。
本日、『銀狼物語』第九十七話「結婚式 誓いと祝福」を公開いたしました。
森の奥で、一頭の銀狼と出会った少女がいました。
誰にも心を許さなかったその獣が、なぜか彼女にだけ寄り添って——「蒼月」と名を与えたあの日から、リリアの物語は少しずつ動き出しました。
あれから、たくさんのことがありました。
喜びも、痛みも、失いかけたものも。何度も立ち止まり、それでも前へ進んできた二人が、今日ようやく、この日を迎えます。
大聖堂に差し込む光の中を、リリアが歩いていきます。
その手を引くのは、ずっとそばで彼女を守ってきた蒼月。
そして祭壇の先で待っているのは、幾度も彼女のもとへ帰ってきた、ラシード。
長い道のりの果てに交わされる、たった一つの誓い。
この場面を書きながら、私自身、ここまで二人を見守ってきた時間を思わずにはいられませんでした。
読んでくださっている皆さまにとっても、この結婚式が、少しでも心に残るものになれば嬉しいです。ここまで一緒に歩んでくださって、本当にありがとうございます。
どうぞ、二人の門出を見届けてやってください。