【「ぷぅ・・・」という描写】
かわいらしい擬音は緊迫したシーンではご法度なノイズだけど、それを打ち破る論理を展開すれば読者も納得するはず。
1つ、極度のストレス状態における人体内部では、腸内ガスが発生してお腹が張る現象が起きる。これは医学会でも実証済み。
2つ、能動的に放屁した場合、括約筋が解放されるため、ブーという低音、濁音になるが、ミナヨさんは我慢した。出ないように抑えてがまんした。ということは、括約筋を閉めている状態になる。
でも、小さな隙間から漏れてしまったため、高音のぷぅという破裂音になってしまった。
医療従事者しか分からないことかもしれないけど、人混みでしたくなって、音が出ないようにしようと試みて、音を出してしまった人はいるはず。
隣の個室からスマホを掲げているのは、探して持ってきてあげると言っていた女性であり、普段からミナヨのことが気にくわなかったと推測できるはず。その思惑が合致したスズキに協力した。
おまけ:
あぁ、白いタイルの部屋。冷たい視線が天井から、床には渦巻く薄暗い模様。これが心を蝕むスズキの脅し文句。紙もなく神もなくただ見つめられ、精気はもう、どこにもない……どこにもない……
