昨日、物凄く久しぶりに自分の処女作である「何かがうまくいかない時に」を読み返しました。読んだ時に感じたことを正直に言うと…「凄すぎ」普通に凄すぎると思ってしまった。
「自作の話で何言ってんだこいつww」そうですよね。あなたが正しいです。私はあなたには何もあげられません。それに多分、世の中の殆どの人には面白くないんだろうと思います。それはむしろ、恐らく一番私がよく知ってます。読者選考だってかすりもしなかったし、ご覧の通り☆だって大した数じゃありません。
粗があるし、ここもうちょっと何とかならねえのかよ、とか、そりゃああります。でも、人物は生き生きとして、比喩表現(文章中の例えみたいなミニマムな比喩表現ではなく所謂「メタファー」的なもの)もストーリー構成も、それらの積み重ねをどのように作用させるのか、みたいなところも、神がかってるところがありました。初めて書いた小説がこれって、私は実は化け物だったのでは、とまで思ってしまった。私はあの作品は読み返すたびに泣いてます。
まあしかし結果が全てですからね。世の中の殆ど全員にとってはどうでもいい作品なんです。でも私にとっては凄すぎる、読み返すたびに泣ける作品です。処女作でそんな、自分にとっての傑作を書けたというのは恐らく結構な奇跡だろうと思うので、その幸せを一人で噛みしめながら暮らそうと思います。
※私はワナビではなく完全に趣味で書いてます。