はい、『小説技法を考える』シリーズ、二つ目の項目は、「文字数」(ページ数)です。
好きなだけ何十万字も書いている奴(はい、自分です)が、何を言う? とツッコまれそうですが。
いえ、自分も文字数を整えようと思ったらできる。
プレゼンなどの発表の時は、字数を完全に数える。自分が一分間に読む量を測って(正確には三十秒でカウントして、二倍で計算)、原稿の文字数を調節する。そうすれば、十五分だろうが、三十分だろうが、ほぼきっちりと終えられるぞ。
書類だってレポートだって字数を設定されたら、それで書く。このコラムだって二千字って決められたら、それで調節する。増やしたり、削ったりすればいいだけだ。
やる必要がないからしないだけ。時間がかかって面倒だから。
自分の場合は、小説を書きたい、何万字以内の小説を書く、という気持ちでカクヨムに来たわけではない。単に、この話が書きたいと思ってやってきた。
だから字数で物語を縛りたくなかった。これだけだ。その代わり、考えついたエピソードでも、物語に要らないと思えばばっさり捨てている(T T)。
そうしたら、第一部だけで二十五万くらいになってしまうようだ。(リライト中なので確定ではないが減らないだろう)
物語を二つ持っていて、その二つは字数を考えないつもりだ。が、もう一つ物語ができてしまったぞ。三つ目だ(ほぼ頭の中では完成した)。どうしよう? この三つ目はあまり思い入れがないので(?)、字数を考えて書いてみてもいいかなとか、考えている。先の事なので、書くかは分からないが。
そこで、字数を今回のテーマにしたので、少し考察してみたい。ネットさんと対談しよう。こういうことはついては得意の得意だろう。
Q:小説を書くにあたって、字数を調整して書くコツはありますか
A:「小説の字数を思い通りに調整する最大のコツは、「初稿は目標の1.2〜1.5倍の長さで書き、推敲で削る」というプロット管理と削りの技術にあります。最初からぴったり目標字数に合わせようとすると、描写が不足したり展開が不自然になったりします。
文字数を増やしたいときのコツ
目標の文字数(例えば公募の10万字など)に届かない場合は、文章を引き延ばすのではなく「情報量」や「エピソード」の密度を上げます。
• 五感の描写を足す
• 「ツカミ」と「オチ」の心理的距離を離す
• キャラクターの「内面」や「過去」を掘り下げる
• サブキャラクターの視点(群像劇)を入れる
文字数を減らしたい(削りたい)ときのコツ
制限字数をオーバーしてしまう場合は、物語の骨組みを残して「読者の想像に任せられる部分」を徹底的に削ぎ落とします。
• 「なくても話が通じる」エピソードを丸ごと消す
• 説明的なセリフや重複表現を省く
• 「移動」や「時間の経過」を一行で済ませる
• 副詞や形容詞を削る
•
構成段階でコントロールする「箱書き」のススメ
執筆を始める前に、「どの章に何文字使うか」の配分(プロット・箱書き)を決めておくと大崩れしません。 」
将来役立つ「2つの文字数基準」
• Web連載の1話:2,000文字 〜 4,000文字
スマホで5分前後で読める、最も好まれる長さです。
• 一般的な文庫本1冊(公募の長編):10万文字前後
原稿用紙で約250枚分。物語の「起承転結」が過不足なく収まる標準サイズです。 」
Q:一般論として、その他には
A:「1. 逆算による「文字数の予算配分」
多くの人は、執筆前に全体像を数字でシミュレーションします。
• プロット(箱書き)をマス目で捉える
10万字の長編なら「1話3,000字 × 33話」と最初に分割する。
各話に「誰が何をするか」の一行見出しだけを割り振る。
• 進捗をパーセンテージで管理する
「今15話目だから全体の45%消化。少し展開が遅いからペースを上げよう」と、執筆中に文字数カウンターを見てスピードを調整する。
2. 「伝える情報の解像度」を文字数に合わせる
目標の文字数によって、同じシーンでも「書き方(解像度)」を完全に変えます。
• 短編(数万字)の書き方
カメラを登場人物の「顔」や「手元」に超クローズアップする。
世界観や背景の説明はすべて省き、目の前の事件の緊迫感「描写」だけで押し切る。
• 長編(数十万字)の書き方
カメラを引き、街の風景、歴史、他人の視線まで「広く」映す。
エピソード(寄り道)の数を増やして、器を横に広げていく。
3. 「セリフ」と「地の文」の比率でコントロールする
執筆中の最も手軽なスピード調整弁です。
• 文字数を削りたいとき(テンポアップ)
会話を減らし、一言のセリフや行動の「地の文」で状況をサクサク進める。
• 文字数を増やしたいとき(ボリュームアップ)
登場人物同士の掛け合い(会話)を増やす。
会話が増えると、それに対するリアクションの描写も自然と増えて文字数が伸びる。 」
以上でした。と書いて済ませたいところだが、自分の場合はもっと違う問題がある。
とりあえずは今回なこれで。
次回は執筆スタイルとの関係で続編を。