朝のみなさん、おはようございます。
昼のみなさん、こんにちは。
夜のみなさん、こんばんは。
この度、新作『後ろ歩きのガァネット』を公開いたしました。
ジャンルは現代ファンタジーです……が、描いているのは人間の内面が中心のため、正直なところ「現代ドラマなのでは?」と迷いました。
しかし、舞台が舞台ですから。改造されちゃった日本の中心部ですから。ファンタジーですよね。間違っていませんよね。
ところでみなさんは、青春時代を思い出すことはありますか。
中学、高校、あるいは大学生。感情豊かに生きていたあの頃を、セピア色となった思い出を引き出すことがありますか。
おそらく大半があるでしょう。
じゃあ、それを思い出すのはどんなときですか。
どんな日の、どんな時間の、どんな調子のあなたが思い出しますか。
『後ろ歩きのガァネット』を読み終わったとき、
"青春の思い出"というモノの価値がすこしでも変わってくれたなら。
そのとき、きっと悪魔は笑うでしょう。
すこしでも興味を抱いてくれたなら、ぜひ読んでくださると嬉しいです。
この作品が、読者の貴重な時間を彩ることを願って。