【どんな世界?】
残酷な『血液』の病が、静かに世界を蝕む中。
霧深い都ミストラルにある宿屋『氷晶の止まり木』へと続く、彼女たちの足跡。
――けれど、そこにあるのは絶望だけではありません。
【誰が、歩むのか】
サーヤ(右):
太陽のように明るい、酒場の看板娘。
武器ではなく「生きるための道具」で、誰かの凍えた心に火を灯す。
ドラクロワ(左):
すべてを棄て、泥を這って生き延びた「亡国の姫」。
己の血と痛みを薪にして、たった一つの居場所(ルルナ)を守り抜く。
交わるはずのない運命は、やがて霧の都の片隅で重なり合います。
◇
この作品は、派手な叫びよりも、「生活の音」を大切に綴っています。
焚き火が爆ぜる音、温かなスープの湯気、そして静寂の中に響く、誰かの吐息。
なぜ彼女たちは故郷を喪い、何を求めて霧の都へ辿り着いたのか。
宿屋での出会いから、やがて一冊の「日記」に導かれる旅路を、そっと覗いてみてください。
あの子たちが踏み出す一歩一歩の体温を、一緒に感じていただけたら嬉しいです。
「……(ふぅ……)道標はここに。あとは、あなたがページを捲るだけです」
🌿 この物語をより深く味わうための「旅のしおり」
● 没入感を大切に(全編広告オフ)
物語の静寂と余韻をそのままお持ち帰りいただけるよう、広告なしの環境でお届けしています。焚き火の音に耳を傾けるように、ゆっくりとお楽しみください。
● 夜のひとときに
1話あたり約5分。眠る前の静かな時間に、無理なく少しずつ読み進められる長さです。
● 闇に溶ける(推奨設定)
もしよろしければ、「黒背景(ダークモード)×明朝体」に設定してページを開いてみてください。
漆黒の世界に浮かぶ「白い吐息」や「スープの湯気」が、より鮮明に、美しく浮かび上がります。
● 影響を受けた作品、あるいは大切にしている温度感
『うたわれるもの』『空の軌跡』『プレイグ テイル』――
大切な人の「不在」から始まる物語を愛しています。
遺された日記、下手くそな洗濯板の音、共に囲んだスープの熱。
過酷な運命の隣にある「生活の匂い」と、受け継がれる意志の物語。
もしこれらの作品の「静かな幕間」がお好きなら、きっと、この物語もあなたの居場所になるはずです。
【物語の入り口はこちら】
▶ 第1話:凍てつく日記。すべては「陽だまりのような、小さな鐘の音」から。
(https://kakuyomu.jp/works/822139844773294798/episodes/822139844773319832)