紺色のポロシャツズボンの外に出しビジネスカジュアル白い夏
ゆらゆらとエアコンの風だんだんに空気入れ替え会議は続く
ツッツッと秒針がステップ刻み1秒以下を置き去りにせり
灰色のもつれた雲の合間から夕日覗きし一刹那かな
マンションの谷間にポツンとシアターがレトロモダンの夢蘇らせり
忽然と見知らね店をおとなひて充電せがむデジャブのごとし
重なりを垂れ落つる蜜地に染みて口福満たすパンケーキかな
面会の帰路に佇み見る月のうさぎが餅を詰まらするかも
印鑑の備えがなくて本意(ほい)なしに難読名字綴りけるなり
エアコンに有線放送ドアの音されど静かなコンビニの4時