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蒼崎一希

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  • 2025年3月11日

    『サムライ・ヴァイパー』と3.11

    東日本大震災から、今日で14年の月日が流れました。 私は九州出身で、たまたま帰省で関東を離れていたため、直接東日本大震災の被害を被らずにすみましたが、千葉のアパートの中はグチャグチャ、隣の駅前が液状化して建物が軒並みダメになり、大学が始まっても続く余震に揺さぶられた日々は、今もハッキリと覚えています。 実は、『サムライ・ヴァイパー ーF-2B/XR、ウクライナの空にてかく戦えりー』と東日本大震災には接点があります。 サムライ・ヴァイパーことF-2B/XR 114号機は、東日本大震災当時航空自衛隊松島基地に配備されていました。 東日本大震災直後のヘリからの中継映像や報道写真で映し出されて記憶にある方もいるであろう、津波に流され基地の建物に突っ込んだ泥だらけのF-2Bこそ、作中で後にF-2B/XRとなった114号機そのものなのです。 実際には修復不能と判断され除籍とされた114号機ですが、実は密かに新技術を試すテストベッドとして新たな役目を与えられ、最終的にはウクライナの平和を取り戻す力の一翼を担う……。 そんなバックストーリーをあの機体に与えた理由は、実にシンプルです。 『東北が天災から着実に前を向いて進んでいるように、戦禍に怯えるウクライナも、いつか必ず平和を取り戻すために前に進み続ける』 予断を許さない戦争の趨勢が、少しでもウクライナに希望を取り戻せるよう進むことを祈りながら、フィクションの中では少しでもウクライナがより前向きに進み続けている姿を描きたい。 それが、この物語を書き始めた理由です。 情勢が目まぐるしく変わる中、作者が作品執筆能力を喪失しているのは自分としても悔しさはあります。 しかし、『現実より一歩でも明るい未来』を描けるようにならなければ、連載を続けることが難しくなります。 読者の方々には大変心苦しいですが、連載再開まで今しばらくお待ち下さい。
  • 2025年2月3日

    執筆活動一時休止のご報告

    お久しぶりです。 活動についてご報告です。 今月の半ば頃から、日常生活に支障が出るほどの激しいうつ症状に悩まされており、先日通院する心療内科を変えてみるなどしながら、現在療養に努めています。 最初の自己紹介(https://kakuyomu.jp/users/Kazuki_Aozaki/news/16818093083988387332 )にて言及しているように、元々この作品を書くことに割ける時間が出来た理由がメンタルにトラブルを抱えて仕事を辞めたからですので、こういうことが起きないとは限らないとは思っていましたが、メンタルの不調は想像以上に根深いようです。 作者がこのような状況のため、申し訳ありませんが執筆活動を再開できる状況に快復するまで、一時活動休止とさせていただきます。 まだまだ物語は序盤ですが、心身が健康であってこその創作活動ですので、皆さまどうかご理解いただければと思います。
  • 2025年1月1日

    2025年の挨拶

    2025年も、蒼崎一希をよろしくお願いいたします。 昨年末に親族の不幸があったため新年の挨拶は控えさせていただきます。 本年はまずは『サムライ・ヴァイパーーF-2B/XR、ウクライナの空にてかく戦えりー』を『第一章完』まで進めることをひとまずの目標といたします。 ただ今月から職業訓練に合わせて就職活動も本格化する予定ですので、当分新エピソードの更新スピードは上がらないかと思いますが、何卒温かく応援いただければ幸いです。
  • 2024年12月8日

    『サムライ・ヴァイパー』達の横顔―No.1 リュドミラ編―

    『サムライ・ヴァイパー ーF-2B/XR、ウクライナの空にてかく戦えりー』、先日公開の第3話にてふたりが無事(ようやく)日本を離れウクライナへと飛び立ちました。 言い換えれば『ようやく本来の物語が始まる』、ということですが、ここまでに10万字も費やしたのにはもちろん理由があります。 それは、現実にはあり得ない『F-2戦闘機をウクライナへ供与する』という物語の根本的な部分や、その機体を駆るパイロットたちの『能力』をきちんと描かないと、本編の説得力が落ちると考えたからです。 『サムライ・ヴァイパー』計画・岩崎、そしてリュドミラについて丁寧に描写してきましたが、物語の中で直接触れるとどうにも野暮なプロフィールなども、読者が作品に没入していくためには必要だろう、ということで、今回から「『サムライ・ヴァイパー』達の横顔」というタイトルで、この先の主要人物について現状掘り下げられるだけ掘り下げよう、と思います。 記念すべき第1回はこの物語の主人公のひとり、リュドミラ・T・フジワラについて。 まずは基本的なプロフィールから。 〇プロフィール 名前: リュドミラ・トカーチ・フジワラ (Lyudmyla Tokach Fujiwara) 年齢: 28歳(プロローグ時点) 国籍: ウクライナ 出身地: ウクライナ・キーウ 職業: ウクライナ空軍 MiG-29戦闘機パイロット→F-2B/XRパイロット(空軍中尉→空軍少将) 〇家族構成 父: 藤原毅(ふじわら・たけし) 日本人 元航空自衛隊・飛行教導隊所属のF-15パイロット。 オレナとの結婚を前後して退官してウクライナでアクロバット飛行パイロットとして生計を立てる。 父方の祖父は旧日本軍の特攻隊員として操縦訓練を受けていたが、出撃命令前に終戦となり生き残る。 母: オレナ・トカーチ ウクライナ人 ウクライナの文化と歴史を愛する大学教授。 文化交流のために日本の大学へ一時転籍した際、とあることをきっかけに毅と出会い、交際の後に結婚。ウクライナへ毅と共に戻り、後に一人娘のリュドミラが生まれている。 リュドミラのミドルネームは母親のファミリーネームが由来。 〇ルックス 母親譲りの金髪セミロングと青い瞳、父親譲りの端正な顔立ちを持つ。 体格は外見上はスレンダーだがパイロットとして鍛えられたインナーマッスルが自慢。 身長170cmほど。ウクライナ人女性の平均より高め。 〇性格 非常に勇敢で、困難な状況に立ち向かうことを恐れない。 時には無鉄砲と評されるほど向こう見ずなところもあるが、その勇気と決断力は同じ飛行隊の仲間たちに信頼されている。 生まれながらの男勝りな性格で、何事にも全力で挑む。 ハーフという出自で幼少期にネガティブな経験をしているため、自身に出来た仲間を大切にし、リーダーシップも強い。 〇背景 幼少期から航空機に強い興味を持ち、父親の影響でパイロットになることを決意。日本での生活とウクライナでの生活を行き来しながら育ち、両国の文化を深く理解しようとしている。 東日本大震災のニュースと自衛隊の活躍を知り、その経験からウクライナ空軍に入隊。 その後厳しい訓練を経てMiG-29戦闘機のパイロットに。 ロシア軍の全面侵攻後の出撃で3機の撃墜記録を残している。 〇能力 操縦技術: MiG-29の操縦に卓越しており、複雑な機動をこなす。また東西を問わず未知の機種への適応能力も非常に高い。 戦技: 父の影響を受けドッグファイトに精通し、素早い判断力と反射神経で実力を上げてきた。 語学力: 家族の背景からウクライナ語だけでなく日本語や英語は任務に支障がないほどに扱える。ロシア語は堪能ではないが、ウクライナ国内で多く使われるため日常会話程度は可能。今回の計画に彼女が選ばれた最大の理由がこの語学力。 リーダーシップ: 持ち前の性格とドッグファイトの能力を武器に部隊の指揮を取る能力があり、チームの士気を高めることができる。 〇目標 最大の目標は、ウクライナの空を守り、家族や仲間たちの平和を取り戻すこと。 また、父親と母親の故郷である日本とウクライナの架け橋となることにも使命感を抱いている。 〇趣味・嗜好 航空機模型づくり: 父親と一緒に楽しんできた趣味で、細部にこだわって作成することを楽しんでいる。日本メーカーだけでなくウクライナメーカーのキットも作る。 アウトドア: 山登りやハイキング、キャンプなど自然の中で過ごす時間を好む。 音楽: ウクライナの伝統音楽や日本の童謡や唱歌が好きで、歌うことがリラックスの手段のひとつ。母親譲りで歌唱力はそこそこ。 〇作者裏話 ・ルックスに関しては完全に作者の趣味嗜好に忠実に従っただけ(金髪碧眼好き) ・実はキャラづくりに関して岩崎よりも難航した(彼は明確なモチーフがいるため) と、今のところ彼女について語れるのはここまで。 まだ出していない話は、いずれ本編にて。 次回はもうひとりの主人公、岩崎昇平について。
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  • 2024年12月5日

    最新話第3話 7日0:00公開!!

    大変長らくお待たせいたしました。 「サムライ・ヴァイパーーF-2B/XR、ウクライナの空にてかく戦えりー」最新話第3話『硫黄島の誓い』、12/7(土)0:00より公開いたします。 リュドミラと岩崎、ふたりの戦闘機パイロットがまず向かうは絶海の孤島・硫黄島。 ふたりの『サムライ・ヴァイパー』パイロットを鍛え上げる『硫黄島ブートキャンプ』が始まります。 どうぞご期待ください。
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  • 2024年12月3日

    最新話公開目途のお知らせ

    大変長らくお待たせしております。『サムライ・ヴァイパー ーF-2B/XR、ウクライナの空にてかく戦えりー』の最新話・第3話、本日書きあがりました。 校正等を行って、今週中には公開予定です。 今しばらくお待ちくださいませ。
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  • 2024年11月18日

    シームレスな1000日

    2022年2月24日にロシアがウクライナに全面軍事侵攻が始まって、今日でちょうど1000日だそうです。 あの日はまさかこの戦争が2年半以上も継続することになるとは思いませんでしたし、F-16が戦争当事国のウクライナに供与されることになるとも思いませんでした。 広島サミットでF-16供与にバイデン大統領が頷いてくれたからこそ、『F-2を使ってウクライナ空軍のパイロットを教育して、特殊仕様のF-2を秘密裏にウクライナへ送り試作兵器を携え戦う』というこの物語の筋書きが生まれました。 もちろん早期に戦争が終結して、その結果に上書きするようにシナリオを書ければよかったのですが、まさかこれほどに『事実は小説より奇なり』が繰り返されることになるとは……。 未だ作品の時間軸ではF-2B/XR『サムライ・ヴァイパー』はウクライナに辿り着いていませんが、物語がそこに辿り着いた時、戦争の趨勢は変わらないであろうことが容易に想像がついてしまう現実に、ただただ打ちのめされる気持ちです。 ウクライナに一刻も早い彼らの望む平和がもたらされることを祈るばかりです。
  • 2024年11月16日

    マーヴェリックという生き様

    先週に引き続き、今夜も金曜ロードショーで映画鑑賞です。 そうです、『トップガンマーヴェリック』です。 実は映画館で観た回数が自分史上最多の映画がコレです。 もう冒頭のトップガンアンセムからのデンジャー・ゾーンに載せての空母発艦シーンでテンションがアフターバーナー全開になるくらいに最高に観客が観たいモノを最初から最後まで出してくれる素晴らしい映画。 続編映画として100点満点中100万点の作品です。 シナリオやキャラクターの良さももちろんですが、 デンジャー・ゾーンから速攻でガチのデンジャー・ゾーンに飛び立つ実験機『ダークスター』のデザインがロッキード・マーティン社の『スカンクワークス』が手掛けていたり、 マーヴェリックの教官指定機のハイビジカラーリングがカッコよすぎたり、 前作より明らかに増えた実機撮影ならではの映像から伝わる『G』が最高だったり、 大人の事情で『第5世代戦闘機』としか呼んでもらえないSu-57がちゃーんと第5世代戦闘機らしいポストストールマニューバでマーヴェリックを躱したり、 F-14で第5世代戦闘機に勝っちゃったり、 と、とにかく戦闘機の良さが最初から最後までギッチリ詰まった最高の映画です。 まだ未見なら是非前作込みで見てください。 で、改めて見て思ったのが、自分の考える『サムライ・ヴァイパー』の主人公の人生観、やはりマーヴェリックが原典なんだなぁ、と。 自分が書くとマーヴェリックほど無鉄砲にはなりませんが、戦闘機パイロットを『職業』ではなく『生き様』として考える人生観なんですよね、ウチのリュドミラ/スナイパーといい岩崎/ロッキーといい。 映画でも、 「結末は見えているマーヴェリック。パイロットは絶滅する」 とドローン推進派の将官に言われますが、恐らくスナイパーもロッキーも、マーヴェリック同様こう答えるでしょう。 「……だとしても、今日ではありません」 と。 そんな戦闘機パイロットの生き様をトップガン以上に濃厚にした『サムライ・ヴァイパー』、現在第3話を執筆中です。 マーヴェリックの力を借りて頑張りますので、今しばらくお待ち下さい。
  • 2024年11月11日

    公開済み本文改定のお知らせ

    読者の方、ならびに親しい創作仲間から頂いた課題や問題点などを参考に、既に公開されている3本の作品の改定を行いました。 小説を書くようになって既に15年以上が経ちますが、創作ならば多くの人がそうだと思いますが、大抵独学で今に至っていると思います。そして往々にして、その作品を正しい意味で『批評』してもらえる機会というのは、あるようでなかなかないと思います。 今回は以前Twitterで行ったハッシュタグ企画で頂いた講評に加え、定期的に交流を持っている創作仲間から見て、表現方法など改善ポイントをたくさんいただいたので、『鉄は熱いうちに打て』ということで、まずは既に公開している作品の文言の修正や一部加筆を行いました。 指摘ポイントを頭に置きながら極力改善したつもりですが、その辺り含めて批評していただけると幸いです。
  • 2024年11月9日

    トップガンはいいぞ

    というわけで、久々に金曜ロードショーで映画を観ました。 そうです、あの『トップガン』です。 実のところ、現在連載している『サムライ・ヴァイパー』を書き始めた当初は、「ある程度作品が出来上がるまでは観ないでおこう」と思っていました。 何故かって? そりゃあもう、なんたって世界的に大人気の、『戦闘機とパイロットが活躍する物語』の代名詞と言っても過言ではない傑作です。観てしまったら、物語の出来の違いに自分がへそを曲げてしまいそうな気がしたのです。 ただ、よくよく考えてみれば、この自分が戦闘機という存在に興味を持ったきっかけが、父親とともに観たこの作品なのは紛れもない事実。つまり自分の作品の『原典』です。 原典なら、それは定期的に見返して自らの拠り所を再確認しておいた方がいいのではないか? という考えに至り、久々に1作目を観たわけです。 やはり戦闘機はドッグファイトをしてナンボのものだよなぁ、と改めて思いましたし、現在体調不良やら環境の変化やらで進んでいない第3話のイメージが具体的になってきました。 来週放送の『トップガンマーヴェリック』までに間に合うかは難しいですが、せっかく活性化した作家脳を、アフターバーナーフルスロットルでぶん回したいと思います。 マーヴェリックほど待たせはしません。 今しばらくお待ち下さい。
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  • 2024年9月28日

    キャラクター設定という魔窟

    本日『サムライ・ヴァイパーーF-2B/XR、ウクライナの空にてかく戦えりー』の本編第2話を公開しました。 今回ようやく満を持して登場したのがこの物語の『真の主人公』ことウクライナ空軍の元MiG-29パイロット・リュドミラ・トカーチ・フジワラです。 このリュドミラ・トカーチ・フジワラという女 1.日本人とウクライナ人のハーフ 2.ウクライナ空軍のMiG-29パイロット(キルスコア3機) 3.ウクライナ語・日本語・英語・(完璧ではないが)ロシア語を扱える 4.父親は元空自アグレッサーパイロットで父方の祖父は元特攻兵 5.金髪碧眼の美人 とかいうそれはまぁ『要素モリモリ』な主人公です。 「いくらなんでもお前それは盛りすぎやろ」と言われたら、それはそう言われてもやむ無しだとは作者本人も自覚はあるのです。 自覚は。 ですが、そもそもウクライナで今起きている現実が、東京五輪が終わった辺りくらいの頃の我々には想像すらできなかったことが現実になっているわけでして、その『想像すらできなかったこと』を以てしても、ウクライナ軍はロシア軍に苦戦しているわけです。 となると、『架空戦記』を謳う以上、作者の信条としては現状より僅かでもいいから戦況を好転させないといけません。そうなると主人公の設定も盛るに盛らないと現実に負けてしまうわけです。 実際、上記の設定のうち1〜3の要素は、ウクライナへF-16の供与が決まった後、ウクライナ空軍の実戦経験パイロットが機種転換訓練において、『機体の操縦や戦法などの教育の前に英語の語学力が訓練の障壁になっている』という話を以前耳にしていたが故の1〜3の要素なのです。4はまぁちょっとした主人公へのバフです。 …………5については完全に作者の趣味です(元々遊びがない設定なのでこの辺りくらいしか遊べなかったんです許してください) 先駆けて出てきた空自の岩崎も大概設定モリモリなんですが、このくらいに能力をちゃんと描写しておかないと、「なんでこんなに強いんだ?」が伝わらないかと思い、敢えて多少クドいと言われようが丁寧に書いた次第です。 さて、ようやく『サムライ・ヴァイパー』のパイロットふたりが揃い、いよいよ本格的にウクライナで戦う準備も後半に入ってきました。 なお、ここで作者の執筆ストックが尽きてしまいましたので、次回以降は完全に『書き上がり次第』になります。極力月2回程度は連載したいとは思っていますので、応援していただけるとありがたいです。
  • 2024年9月20日

    人間の現実離れ

    大谷翔平選手が50本塁打50盗塁……、を通り越えて51本塁打51盗塁を達成しましたね。 朝起きて、Twitter見たらオオタニサンオオタニサンで、あれよあれよという間にヒット・盗塁・ホームランのオンパレード。最近まで「彼はきっとベーブ・ルースが転生してきたんだろう」と思っていましたが、ここまで来るとそれすら怪しくなってきます。 昨今は本当にタイトルの通り「人間の現実離れ」が多くて、物語を作る側にとっては大変です。野球でどれだけ設定盛っても大谷選手に勝てる気がしないし、ボクシングでどれだけ設定を盛っても井上尚弥選手に勝てる気がしないし、将棋なんかプロの作家が「現実にまけるな」と言われてしまう始末。 まぁ、ポジティブな方向に「現実の現実離れ」が起きるのは悪いことではないとは思いますが、ここ数年、長年架空戦記モノを読んで育ってきた人間として、「そこで現実離れするのは勘弁してくれ」のオンパレードです。 架空戦記モノを書き始めるには、ここ半世紀で考えうる限り最悪のタイミングだとは思いますが、物書きというのは「書いてみよう」と思い立ったら止まらない止められない生き物なので、最新状況に常にアンテナを張りながら、今も次回公開予定の第2話に続くお話を書く準備の真っ最中です。 今回この作品を書くにあたって改めて見返した『機動警察パトレイバー2 the Movie』の作中で、調別の荒川はこう語っています。 『――あんたが正義の戦争を嫌うのは、よく分かるよ。かつてそれを口にした連中にろくな奴はいなかったし、その口車に乗って酷い目にあった人間のリストで、歴史の図書館は一杯だからな』 『だがあんたは知ってるはずだ。正義の戦争と不正義の平和の差はそう明瞭なものじゃない。平和という言葉が嘘つき達の正義になってから、俺達は俺達の平和を信じることができずにいるんだ』 『戦争が平和を生むように、平和もまた戦争を生む』 『単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和は、いずれ実体としての戦争によって埋め合わされる。そう思ったことはないか?』 もう30年以上昔に公開された作品のはずなのに、この荒川の言葉が荒唐無稽ではなく、実感を持ってそう感じられる現実。 正直これを始めて観た大学生の頃にはなんともピンボケのような感覚でしか捉えられなかったこの言葉が、ピンボケ補正付きのスマホ内蔵カメラの如くしっかりと明瞭な感覚として感じ取ることができるという、『現実味のない現実』。 その感覚にも、荒川は映画の最後にこう答えています。 『戦争はいつだって非現実的なもんさ。戦争が現実的であったことなど、ただの一度もありゃしないよ』 その『非現実』を一旦『現実』として受け止め、そこから創作という『非現実』に落とし込む。 つくづく嫌な時代に突入してしまったと、そう思います。 だからこそ、大谷選手の活躍のような話題を、我々は求めるのでしょうね。
  • 2024年9月14日

    現代戦闘機を小説で描くということ

    本日、『サムライ・ヴァイパー』の第1話『新たなる挑戦』を公開いたしました。 プロローグで戦闘機の描写がほとんどなかったので、「コレ本当に戦闘機モノの作品なのか?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。ちゃんと戦闘機がバンバン出てきますので。 ただ、様々な参考文献や映像資料などに目を通してから執筆してはいるものの、書いていて思うのは「戦闘機パイロット視点の描写の難しさ」です。 個人的には生来からの乗り物オタクなので、陸海空と一通り乗り物の操縦する『イメージ』は持っているのですが、空は旅客機ならともかく、空中で激しく挙動が変わる戦闘機を、その戦闘機を操っているパイロット視点から描くのは本当に難易度が高いと感じます。 これが車や電車、船といった他の乗り物ならもう少し違うのでしょうが、陸海の乗り物が基本的に『二次元的』な動きをするのに対して、飛行機は『三次元的』な動きをするのが、描写を難しくしている原因だと思っています。 陸や海の上を動く乗り物の動きは、言ってしまえば人間が足を使って動く行動とさほど違いがありません。 しかし人間という存在は能動的に上下方向に上がったり下がったりすることができません。普段人間ができない動きを描写して、なおかつ多くの人が理解できるように描写しようとすると、当然ながら限られた知恵をうんうん唸らせて何とか描写をひねり出すしかないのです。 最近だと戦闘機もシミュレーターで比較的容易にそれっぽい状況を『視覚的』に体験することができるようになってきましたが、流石に身体に掛かるGなどは実際に乗ってみなければ体験できません。 なのでそこは様々な文献から得られる文字の情報と、シミュレーター上で視覚的に体感できるシミュレーションを突き合わせてとにかく書くしかないのですが、果たしてこんな描写であっているのか? 探りながらの執筆が続いています。 次回第2話は、いよいよこの物語の『真の主人公』の登場です。 公開予定は9/28 0時。 ご期待ください。
  • 2024年8月31日

    はじめましてのご挨拶

    読者の皆さまはじめまして、蒼崎一希(あおざきかずき)と申します。 これまで二次創作(主に艦これ)で作品を書くこと十数年、二次創作ももちろん書いていて楽しいですし、そちら方面の読者の方もいらっしゃるのですが、私の育った環境の中に子供の頃から架空戦記モノや現代戦モノが多くあった影響をもろに受けたが故、前々からオリジナルの小説を書いてみたい、それも戦闘機(特にF-2)に主人公が乗る設定の架空戦記を書いてみたい、ということことを前々から考えていました。 そんな私、実は今年の春にメンタルのトラブル等でお仕事を辞めざるを得ない状況になりまして、絶賛失業手当を受け取りながら無職真っ最中でございまして(一応職業訓練校を受講予定)、せっかく無職しているなら、今回ひとつ人生のチャレンジということでこの作品を執筆してみようと思ったわけです。 『F-2戦闘機がウクライナで戦う』という設定が生まれたのは、去年5月のG7広島サミットについて色々とニュースやSNSのネタを拾っていった際に、「ゼレンスキー大統領、日本に来てF-2を見て岸田総理に『これ供与してくれないか?』って言いだしたら面白そうね」的なツイートを見かけまして、そこから着想を受けて設定を練ること約一年、ようやくこうしてまずはプロローグからお届けすることができました。 『プロローグで出す字数じゃないだろ』と知人から言われましたが、次回公開の第1話以降ももちろんこのプロローグの文字数を超える文量でお届けしたいと思っています。 だいたい月2回更新を目標に作品を公開していきたいと思っておりますので、みなさま、どうぞ生暖かいご声援のほど、よろしくお願いいたします。
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