東日本大震災から、今日で14年の月日が流れました。
私は九州出身で、たまたま帰省で関東を離れていたため、直接東日本大震災の被害を被らずにすみましたが、千葉のアパートの中はグチャグチャ、隣の駅前が液状化して建物が軒並みダメになり、大学が始まっても続く余震に揺さぶられた日々は、今もハッキリと覚えています。
実は、『サムライ・ヴァイパー ーF-2B/XR、ウクライナの空にてかく戦えりー』と東日本大震災には接点があります。
サムライ・ヴァイパーことF-2B/XR 114号機は、東日本大震災当時航空自衛隊松島基地に配備されていました。
東日本大震災直後のヘリからの中継映像や報道写真で映し出されて記憶にある方もいるであろう、津波に流され基地の建物に突っ込んだ泥だらけのF-2Bこそ、作中で後にF-2B/XRとなった114号機そのものなのです。
実際には修復不能と判断され除籍とされた114号機ですが、実は密かに新技術を試すテストベッドとして新たな役目を与えられ、最終的にはウクライナの平和を取り戻す力の一翼を担う……。
そんなバックストーリーをあの機体に与えた理由は、実にシンプルです。
『東北が天災から着実に前を向いて進んでいるように、戦禍に怯えるウクライナも、いつか必ず平和を取り戻すために前に進み続ける』
予断を許さない戦争の趨勢が、少しでもウクライナに希望を取り戻せるよう進むことを祈りながら、フィクションの中では少しでもウクライナがより前向きに進み続けている姿を描きたい。
それが、この物語を書き始めた理由です。
情勢が目まぐるしく変わる中、作者が作品執筆能力を喪失しているのは自分としても悔しさはあります。
しかし、『現実より一歩でも明るい未来』を描けるようにならなければ、連載を続けることが難しくなります。
読者の方々には大変心苦しいですが、連載再開まで今しばらくお待ち下さい。