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第16話のおさらい「ふたつの私、ひとつの星」



マリン
「進路希望調査、今週の金曜日までなんだって」

美月
「まだ、何も書いてないの?」

マリン
「芸能も、進学も、どっちも捨てたくなくて……紙に書こうとすると、分からなくなるの」

つばさ
「事務所が本気で動く。チャンスは今だ」

マリン
「つばさ……」

つばさ
「お前はもう、学校の中だけの存在じゃない。一緒に行こう」

さとる
「上に行くって、どこだよ」

つばさ
「マリンの可能性を潰すな」

さとる
「傷つく可能性だって増えるだろ」

マリン
「二人とも、わたしのことを考えてくれてる。だから、余計に選べない」

つばさ
「俺は、マリンの未来を見てる」

さとる
「……俺さ」

マリン
「さとる?」

さとる
「いや。なんでもない」

マリン
「どっちも大事。どっちも好き。でも、どちらかを選ぶことが、どちらかを失うことに見える」

第16話

「わたしは、どこに立ってるの?」

近づけば、輪郭がかすむ。
遠ざかれば、声が届かない。
揺れているのは、決めない私。

――第二幕、終。

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