いやぁ、昨日に続き今日も筆が進む!どうして一話完結の小説ってこんなに捗るんだろう!!
サクサクサクサク書けちゃうねぇ。
「このまま短編王におれはなるっ!!!」
なんてことを言っていると、私の後帯状皮質から長編小説の主人公がひょいっと出てきて、
「まさかだけど、アタシがこのまま日の目を見ないなんてことは……ないよねぇ?」
って、怒りの炎を宿した目で私を睨んでくるんです。
「あ、あのね?サクラちゃん!違うの!!ほんとそういうんじゃないから!!!」
「ふーん……もう1ヶ月以上も待たされてるんだけど?」
あぁっ、お怒りだぁ……どーしよー……背中に冷たい物が流れ落ちてきたぁ……。
「あのぉ、ほらっ!!アニメとかもクールって言ってね、だいたい3ヶ月で一区切りなのよ」
「……で?」
はぅっ!!ま、まさか怒りで我を忘れていらっしゃいません!?
「あの、えっと、だから……夏クールが7月から9月で、次の秋クールが10月からなんですよ」
「……」
「ですから、ちょうど10月から連載開始だとキリがよろしいのではないかと思いまして……一般的に見ても」
「……ふーん、じゃあ10月から連載するのね?」
「も、もちろんでさぁ!!」
「10月のいつ?」
「え!?あ、えーーーーっと1週目に、はい……1週目で考えておりますです、はい」
「……そう。わかった……」
あっぶねーーーっ!!!耐えたーーーっ!!!これであと20日はのんびり短編書けるわぁ……。
「あのさ」
「はいっ!!なんでごぜぇましょう?」
「……アタシのこと舐めてんの?」
「ひゃいっ!?いえ……決してそのようなことは……わ、私が初めて書く長編主人公である貴女を、どうしたらそんな舐めるなんてできるでしょうか?むしろどの主人公よりも可愛くて、大切で、愛おしいと思っているのに……」
「上区……それ……ほんと?」
ニヤリ
チョロいぜーーーっ!!!
所詮はアンタなんてただの駒よ。私がガッポガッポ稼ぐための肥やしの1人よ。今はこうして下手にでてるけど、いつか売れっ子作家になったときは、覚えてろよぉ!!!
「サクラ……私ね、こう思ってるの。私の小説に出てきてくれたみんなが、私にとっては大切な子供みたいなものなの。だから私はみんなのことが大好き!」
「上区……」
よし、あと一押し!!
「ただ、私が初めて挑戦する長編小説の主人公として生まれてくれたサクラは……他の子と差をつけたいわけじゃないけど、やっぱり特別。だからこそ中途半端な作品にはできない!!だって大切な貴女の物語なんだから……。だからお願い、もう少しだけ待ってて?必ず貴女を送り出してみせるから、ね?」
「……うん、わかったよ。そこまで言われたら待つしかないね」
よっしゃぁっ!これでのんびりできんぞぉぉぉっ!!なんならこのパターンで年内は誤魔化せるわぁ……
「じゃあ、10月の1週目までね?」
「え!?あーそうね。目標はね」
「ううん、絶対だよ?」
「え、あー……がんばるけど……」
「10月3日がタイムリミットだから、よろしく」
「ちょ、待って!!……1週目だから7日じゃない?」
「ちがうよ。カレンダーの1段目が1週目だよ」
「そ、そうなの?じゃあ余裕みて……」
「3日だから」
「え!?でも、ほら、中途半端な……」
「上区さぁ……アタシがどこにいるか分かっているよねぇ?」
「……と、おっしゃいますと……?」
「アンタの頭の中にいるんだから、アンタの考えてることすべて、アタシに筒抜けなんだよねぇ……」
「あのぅ……なんか目が据わってるけど、サクラちゃん……?」
「ただの駒?肥やしの1人?」
「えぇっ!?」
「売れっ子になったら覚えてろ?」
「あ、あ、あ……」
「このパターンで年内は誤魔化せる?」
「申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
「……」
「ただちに、ただちに取り掛かりますぅぅぅぅっ!!!!!!」
「……10月3日までに連載始めなかったら、フキオシ島の海に沈めるから……」
「そのときはもう自ら沈まさせていただきますので、なにとぞぉっ、何卒お怒りをお鎮めくださいぃぃぃ!!!」
「……ったく」
「あのぉ、本っ当に厚かましいお願いなのですがよろしいでしょうか?」
「……なに?」
「えっと、今日書いた短編のお知らせだけさせていただければと……」
「……さっさとやれば?」
「ありがとうごぜぇますっ!!じゃあ……
昨日に続き、短編小説を書きましたーーー!!!
タイトルは『20分』。人生の中のたった20分の出来事を約1,500文字で描いた、サクッと読める作品となっております。
URL:
https://kakuyomu.jp/works/11054822662953043418/episodes/11054822662953060242お時間ありましたら、ぜひ御一読ください!
よろしくお願いしまーす!!」
「はい、じゃあさっさと机に向かって」
「あのぉ……ちょっと小腹が……」
「……」
「今すぐ向かいまぁーーーすっ!!」
「ハァ……」
と、いうわけで10月3日(土)までに長編小説の連載を始めます!!
できれば……。