お疲れ様です。春景梢です。第二十九話『高所恐怖症』を更新しました。
久しぶりの奈央が主役の話。ドーナツを食べながら、松尾環と『他者とのかかわり』の話をしていましたね。前回、松尾環が春瑠に言っていた『放課後の予定』はこのことでした。私は書いていて、エヴァンゲリオンのことを思い出しました。こういう方向性で話をするとやっぱりエヴァっぽくなる(奈央、エヴァに乗れ。でなければ帰って春瑠の恋人になれ)。
きっとどんな人間も役割や理想を押し付けられた経験があり、押し付けた経験があると思って今回の話を書きました。私も押し付けられた役割が嫌で逃げ出した経験があるので、それを受け入れている松尾環も、圧力に負けないように覚悟を決める奈央も強い人間だなと思いました(小並感)。
松尾環が言っていた『他者と関わる中で成長できる』というのは奈央が今までの人間関係の中で感じた『地獄』を反転させたものになっています。松尾環がこのようなポジティブな考え方をするようになったのには、実は奈央が関わっていたりいなかったり、という部分があるのですがそれはまだ物語の本筋と関係が無いので明かさないでおきます。いつかちゃんと書いて松尾環と向き合いたいと思っています。
今回の『高所恐怖症』というタイトルはBilly Talentというバンドの”Afraid of Heights”という曲のタイトルからの引用です。カッコいいロックなのでぜひ聴いてみて欲しい。私がこの曲が好きだからというのもあるのですが、この曲の歌詞の最初が”Wherever I Go”なので今回のタイトルに選びました。前回と繋がっているわけですね。
さて、次回が第二章最終回です。12月末に投稿を始めてから8か月。幼馴染百合を書こうと決心したのが2025年8月(あの時はこんな小説になると微塵も思っていなかった!)なので、その時から丸1年。失踪したり色々あったけれども、奈央と春瑠の関係についに決着が付きます。
ぜひ、見てください。