古代中国を思わせる帝国〈黎国(れいこく)〉。
絶対の王・**天黎(てんれい)**は、民を導く“天の子”として孤高に在った。
感情を封じ、ただ国の安寧のために生きる彼の前に、
ある日、空から“白い光”と共にひとりの青年が落ちてくる。
その名は祁音(シオン)。
異世界から送り込まれた、人の心を“観測するための人造体”。
感情を知らぬ彼は、王の傍で「心」を学び始める。
冷徹な王と、無垢な来訪者。
立場を超えて惹かれ合う二人が見つけたのは、
痛みと温もりが混ざり合う“生きる”という奇跡だった。
天が裁きを下し、国が揺らぐとき——
王は天に背き、“人”を選ぶ。
そして、世界に初めて“黎明の青”が訪れる。
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