【なんとなく4コマ劇場】   第31話:『奈落の階段』 シーカーズセンス外伝

     1. (起)
【暴徒がダイニングへ乱入。鍬を掲げた男と香織の目が合う。】

暴徒 「いたぞぉ! あそこだーっ!」

香織 「(……私!?)っ……」

【恐怖でへたり込む香織を、ハルが強引に引き寄せ抱きしめる。】

ハル 「大丈夫です。私が……必ずお守りします。さあ、こちらへ!」

     2. (承)
【キッチンの隠し通路。食器棚がスライドし、地下への階段が現れる。】

アラン 「地下施設へ繋がる隠し通路だ。行こう」

アラン 「キヨシ、私にもしもの事があった時は……香織を頼む」

キヨシ 「命に代えても、お守りいたします!」

【涙を流しながら階段を下りる香織。】

     3. (転)
【背後の隠し扉から「ガタッ」という音と一筋の光が漏れる。】 

香織 「(……気のせい? いえ、誰かが……)」

ヴァレット 「……やはり。私も後方に空気の乱れを感じた。旦那様、真偽を確かめに私が戻ります」

アラン 「分かった。頼む、ヴァレット」

     4. (結)
【踵を返し、闇の奥へと消えていくヴァレットの背中。】

ヴァレット 「……お嬢様。すぐ戻ります」

香織 「(……ヴァレットさん……?)」

【胸騒ぎに震える香織。それが、彼女が見たヴァレットの最後の姿となった。】



第31話、いかがでしたか?
逃げ込んだ闇の先で、静かに離れていった守護者。
「すぐ戻ります」というヴァレットの言葉は、希望か、それとも絶望への宜告かーー。
次回、地下通路の奥で交わされる、ハルとキヨシの「密談」もお見逃しなく。

【本編URL】全61話はこちらから👇👇👇
https://kakuyomu.jp/works/822139836859102664

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