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創作とは

最近、プロットは立ててはいるものの
うまく噛み合ったような感覚になかなかならなくて

より正確に言うと
頭で思い描いた通りの悲惨な出来事を
ありのまま描写してしまってよいのだろうかという
葛藤があり

私にとってキャラクターや物語とは
生きていくための命綱であり

そのための手段でしかなかったのですが

最近、自分が生み出した世界やキャラクターを
意図して傷つけることに躊躇いが生まれてしまっています

そのキャラクターの本懐を遂げさせるためには
相応しい試練を与えなければならないのに
以前のように厳しくその手を振り下ろすことが出来ない

いわゆる、自分の作ったキャラクターへの愛着が生まれ始めているようなのです

それ自体はすごく良いことのように思うのですが
大切に思うからこそ過酷な目に遭わせたくないというジレンマに苦しみはじめ……思うように執筆が出来ません

突き詰めると、私がどうしたいのかというのが一番大切なので
どこかで踏ん切りをつけないといけないのですが

今はまだ難しそうです
しばらくは色んな作品をインプットすることを優先して、自分の『好き』についてたくさん考えたいと思います

6件のコメント

  • 長編だとどうしても思い入れができちゃうと思います。
    逆にぱっと書いた短編だと思い切ったこともやりやすかもしれませんね。
  • 片月いち様、ありがとうございます
    なるほど、短編……!
    短い文章で表せないか、考えてみます
    短編なら短い付き合いでいいぶん、感情移入も最低限に抑えられそうです……!
    ありがとうございます……!
  • 「創作とは 死ぬことと見つけたり」

    キャラに愛情を注げるのは、登場人物を丁寧に描いている証左でしょう。
    執筆者として独りよがりにキャラを愛しているだけなら、キャラを喪う真似などしないでしょう。

    物語の展開上やむを得ない場合があります。
    正直わたしは犠牲を描けないタイプです。
    そのため拙作には多くの駄作が生み出されています。

    今思えば、読者が執筆者並みに感情移入されるまで描いてから犠牲を描くべきなのかも知れません。
    キャラクターの葬送、花道を飾ることが出来るなら、キャラクターは逆に作品中に光り輝き残り続けるのかも知れません。

    拙筆の作品ではそんな美しい散り際を描いて上げられなさそうですが、ジャック(JTW)🐱🐾様なら、どんな過酷な状況でも読者を魅了することが出来るのかも知れません。
    ただし、力余って読者に引かれないようにだけ気を付けられては如何でしょうか。
  • そうじ職人様、温かいお言葉ありがとうございます
    キャラに愛情なんてないと自分では思っていたのですが、思いのほか愛着が生まれていることに動揺してしまいました

    あくまで自分の表現のツールでしかない……ゲームのラスボスみたいな思考回路だったのですが、最近、キャラクターや世界観が大切に思えてきて
    徒に傷つけたくないなと思っています

    キャラクターがどうしても死なないといけないのなら、シナリオに意味を持たせるように……大きなものとして扱えるように……修行しようと思います
    ありがとうございます
    今はむしろ感情パワーが足りないので、なかなかうまくいきませんが……少しずつスランプから抜けられるように頑張っていこうと思います
    ありがとうございます☺️
  • 同感します
    自分の場合は一度書いてみて
    “これ違うよね”
    といって書き直します
    三島由紀夫の小説を読むと
    この作者は凄く善人だと感じる
    ことがあります
    文章は圧倒的なのに
    人に対して慈悲めいた同情を感じる
    もっと攻め込んでいいのに
    と思ったけど
    自分が文章を書くようになって
    三島の苦労が
    なんとなく伝わった
    ような気もします

    偉そなことを書いて恐縮ですが
    何かの参考になれば幸甚です
  • ひとえだ様、コメントありがとうございます
    三島由紀夫先生の小説は恥ずかしながら読んだことがなく、近日中に図書館まで読みに行ってみようと思います

    文章は圧倒的なのに人に対して慈悲めいた同情……
    その言葉をお伺いして、俄然読みたくなってまいりました

    もう少しで資格試験の学習が終わるので、終わり次第すぐに読みに行きます
    自分にとって創作が何なのか、まだ答えは出せておりませんが……ゆっくりとゆっくりと、進んでいけるように努力いたします
    本当にありがとうございます
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