第6話ラストの会話と地の文を加筆修正しました。
後の展開に影響は無いのでそのまま読めます。
・加筆修正前
「さっきは勢いで出て行ってやるなんて言いましたけど、俺これからホームレスなんだなって……」
「あー……」
緋川さんは口を拭いもせず、辛味噌ラーメンを啜りながら気の抜けた相槌を打つ。
「だったらウチに来いよ」
「え!?流石にそれは……」
「遠慮すんな。金なら有り余ってるし、生活費なんざ一人も二人も大して変わらねえ」
・加筆修正後
「さっきは勢いで出て行ってやるなんて言いましたけど、俺これからホームレスなんだなって……」
「あー……」
緋川さんは口を拭いもせず、辛味噌ラーメンを啜りながら気の抜けた相槌を打つ。
「いいか、蒼志。お前は自分の意思で卓に着いた。そして勝った。弱い自分にな」
「でも……俺にはもう、帰る場所が無いんです」
零れ落ちる不安。
緋川さんは、箸を置いて溜息混じりに語る。
「人生《ギャンブル》に安定もクソもあるかよ。勝ち確も、負け確もつまらねえ。先が見えねえから、賭ける価値がある」
「……」
黙り込む俺に向き直り、緋川さんは続けた。
「言ったはずだ。骨くらいは拾ってやるってな。ウチに来い」
「え!?流石にそれは__」
「遠慮すんな、金なら有り余ってる。生活費なんざ一人も二人も大して変わらねえ」