• 現代ファンタジー
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    『理不尽の理』シリーズ

    「見えない方が楽なこともあるもの」 文化祭の準備に追われる、ごくありふれた高校生活。 そんな日常の中で、鹿紫雲理人は奇妙な光景を目撃する。 クラスメイトの越野響華が、鏡に映っていなかったのだ。 吸血鬼か、幽霊か。それとも、まったく別の何かなのか。 しかし、当の本人は異常を解決するどころか、誰にも知られたくないと言い張る。 「鏡なんて、なくても案外困らないものよ」 助けを求めていない人間を、勝手に助けてもいいのだろうか。 かつて神隠しに遭い、今も人ならざる異常を身体に残す鹿紫雲は、彼女の意思を尊重し、深入りしないことを選ぶ。 ところが、怪異の専門家であるオカルト研究部部長・藤宮栞は、彼に一つの疑問を投げかける。 「問題が起きていないのか、それとも、まだ起きていないのか。それは区別しないと」 鏡に映らなくなった少女は、いったい何から目を逸らしているのか。 そして彼女が失うものは、本当に鏡の中の自分だけなのか。 日常に潜む怪異と、怪異に翻弄される人間たち。 不可解な現象には法則がある。けれど、その法則を知ったからといって、人間の悩みに正解が見つかるとは限らない。 理不尽にだって、理がある。 これは、そんな理不尽な世界で、それぞれの答えを探す人々の物語。

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