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怒発傷天 第一部後書き

「時間を掛ければクズでも出来る」という言葉があります。
一般的には「クズだから時間が掛かる」というようなマイナスなイメージを持たれていると思いますし、私も少なからずそう思っている節はあります。
ですが、発想の転換で「クズでも時間を掛ければそれなりの物になる」という浅はかな希望を抱く事もできます。

どうもこんばんは。クズの鯔副世塩です。
いやぁ………………疲れましたね(他人事)
1話1万字書くのに年単位で掛かってる辺り己の才能の無さに絶望します。
まぁ、自分の為に書いた自分の作品なんで別に良いんですけど。
未来に向けた自分への言い訳としてある程度弁明するなら………一番は生活環境ですかね……
未来の私はどうか知りませんが、どうも私は生活空間に他人が居るのが無理らしいですね。それが嫌な奴なら尚更。某漫画の指名手配書の「DEAD OR ALIVE」みたいな状況になるとは……若い頃の自分に「そこに居ても良いこと無いで。マジで」と伝えたいです。
とまあ、一つは「我慢」。
もう一つは………というか二つくらい在るんですが、細分化すると二つになるって感じです。
怒発傷天の作風……ですね……
あんまり長々説明してもダレると思うので、なるべく簡潔を心掛けますが、怒発傷天のコンセプトは「異世界転生したヤツ強いだけのおもんない奴が主人公ヅラしとるだけやんけ。コイツらシバく奴おらんかな……おらんか、ほな書くか」が発端です。
マジでこんなしょーもない動機から始まってます。
さて、始めたのは良いが、三人称視点だと主人公は叫んで喚いてうるせーばっかで何もわからなくなりそう……じゃ、主人公視点でやるか。地獄の一丁目ですね。これに関しては本当にやらかしてしまったなとつくづく思います。
私は作品を書くに辺り、ギチギチに設定を決めて今後の矛盾等で後始末に追われるのがイヤなタイプなので、骨組み(絶対にブレちゃダメな根幹とか芯の部分)だけ決めて後は流れで、とか言う社会人失格甚だしいテキトーなノリでキャラの設定とかを決めていくんですが……結論から言うと、キャラの設定は破綻無く決まりました。
問題は、キャラが話を重ねる毎にとんでもなく奇っ怪で薄気味悪い奴に出来上がりました。テメーの事だよシソウ。
最初の内はなー、「可哀想だけど頑張るマン」みてーな感じだったんだけどなー、家族の設定詰めたら余りにも地獄過ぎて「え……ウソでしょ……マジ……?」みたいになってそれでも本編であーだこーだやってて「なんやコイツ……」となったのが執筆遅くなった要因ですね。つまり主人公がキ○ガイ過ぎて作者が追いきれ無くなった訳です。
主人公がぶっ飛んだ作品は好きでよく見聞きするんですが、いざ自分が書くとなると、まー大変。主人公が変に真面目で暗いから書いててもイマイチ乗り切れないし、戦闘シーンは戦闘シーンで色々制約あったりしたので、地獄でしたね。ホント。
とまあ、これが二つ目の「作風」です。
一つ目の要因と二つ目の要因が悪い意味でシナジーを起こしましてね……
一つ目の要因で精神的な負担が尋常じゃないレベルで掛かって日々疲労困憊ですし、二つ目の要因で更に輪をかけて精神を削って制作、というのが5年くらい続きまして。よく書いてこれたな俺………
けれど……書き上げて良かったと思います。それだけは過去の自分にエールを贈れます。「おまえのその発想は間違ってなかった」と。
地獄を見たのは切実に力量不足ですし、そこは、まー、穴があったら入れたい程猛省するとして。
未来の私に今後伝えるとしたら「頭どころか生年月日占いでもほぼマーラ・パーピヤスくんなんだから、上手くいってない時は独りになった方がいいぞ」ですかね
作風に関しては……一人称視点でやるなら好きになれるキャラでやらんとホンマ地獄やからな、というのを肝に命じてください。

2025年 10月 

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