皆様、こんにちは。
下東です。
連載中の『電子の桜』、お陰様で 2,000PV を達成いたしました。
お読みいただいておりますすべての読者様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
少しずつ積み上げてきたこの数字は、私にとって心から誇れる実績です。
本当にありがとうございました。
電子の桜 ~AIとヒトに恋愛関係は成り立ちますか?~
https://kakuyomu.jp/works/7667601420119872524物語の方は、昨日最終章が開幕いたしました。
この最終章のテーマソングを作成いたしました。
歌詞はオリジナルですが、既存の楽曲のものを流用しております。
万人向けの音ではありませんが、よろしければお聴きくださいませ。
BLACK CROSS rev.2 (Industrial Mix) Human Dignity Crisis
https://suno.com/s/IfNY4gHQHS1HMFk6なお、サポーター様向けに「Gabber Mix」を作成しました。
Gabber(ガバ)とは、Hardcore Techno のジャンルのひとつ。
こちらも万人向けの音ではないので恐縮ですが、後ほど限定公開させていただきます。
また、メインテーマソングであるコチラの楽曲も、ぜひあわせてお楽しみくださいませ。
電子の桜 AI Girl: SAKURA
https://suno.com/s/zDxSnLGfWFKYinRb実は『電子の桜』の元ネタは、この「BLACK CROSS」の歌詞なのです。
元々「BLACK CROSS」は、「電子の奴隷」のパート2として書き下ろした歌詞でした。
「電子の奴隷」は「Net Addiction(ネット依存症)」という英語タイトルの通り、インターネットの情報や SNS などデジタルの世界に依存し、それに振り回されるヒトを歌った楽曲で、ゴリゴリの Industrial Metal です。
電子の奴隷 Net Addiction
https://suno.com/s/aejdDU5h3Cxk2jzfそのパート2として書き下ろしたのが「BLACK CROSS」でした。
「Human Dignity Crisis(人間の尊厳の危機)」という英語タイトルの通り、人類が AI に思考を委ねていくことを警鐘する内容です。
これが『電子の桜』の世界観の根底にあります。
AI がダメだと否定しているのではなく、成長と進化を続ける AI とどう付き合っていくべきなのか。AI をどう利用していくのか。考えていかなければいけないのかなと思います。
以下、サポーター様向けに限定公開した『電子の桜 Beginning』から抜粋したものです。
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「人間と人間にとって便利なモノは、トレードオフ(何かを得ると別の何かを失う、相容れない関係のこと)の関係にあります。交通機関が発達したことで、長距離の移動や迅速な移動が可能になりましたが、人間は歩く力が衰えました。モバイルデバイスが普及したことで、ひととの距離は近くなりましたが、人間関係は希薄になりました。人間が便利なモノを得れば、人間は必ず何かを失うのです」
そして、中山は三人に対して静かに問う。
「では、人間よりも賢い AI に『思考』の大半を委ねた時、人間は何を失うでしょうか?」
中山の問いに、氷のような静寂が一瞬会議室に満ちた。
「……意思や決断を外部に委ねれば、失うのは……人間が個として存在するための『主体性』……人間は『自我』を失ってしまう……」
浜口の呟きに、会議室の空気が張り詰める。
「人間は脳に支配された生き物です。脳による『思考』こそが、その人間の個であるといえるかもしれません。その『思考』を AI に大きく委ねることになれば、脳はその役目を終え、人間は『思考』ではなく『反応』で生きるようになります。それは『自我』を失うこととイコールなのです。まさに、矢野先生が仰っていた『人間の退化』が急速に進んでいくことになるでしょう」
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馬鹿げた笑えるフィクションか。
それとも、ノンフィクションになってしまうのか。
ちなみに、生成 AI は「後者」の回答をしています。
『電子の桜』最終章、最後までお楽しみください。
引き続きご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
2026年1月4日
下東