・この作品のAI補助の範囲について
描写の下書きや推敲の補助にAIを活用しました。
特に農業や技術工程、制度などの確認、世界観考証など、資料的な側面をAIにサポートさせています。
物語の根本的な方向性やキャラクターの性格づけ、全体のプロット、話の構成、などは私が担当しました。
・元ネタについて
最初に発想したきっかけは、鉄腕DASHで小麦からラーメンを作る企画を見たことです。
「かつ丼ならどのような工程で作ることになるのか」という疑問が出発点でした。
『Dr.STONE』『野球・文明・エイリアン』などの文明再建モノの影響も受けています。
でも一番影響が大きいのは『ティンバーボーン』というビーバー文明再建シミュレーションゲームだと思います。
・コンセプトについて
既存の文明再建作品(『Dr.STONE』など)が理系知識や科学技術の再発見に重点を置くのに対し、文化や制度、宗教、経済、法など社会構造の変遷を文化人類学的視点から描くことを主題にしました。
多くの作品では文明を復興する人物が人間の生命尊重の倫理観を持ち、医療や衛生に細心の注意を払いますが、逆に「不老不死で無限の時間を持つ存在が人間を使い捨てのリソースとして見る」という視座を採用しました。
これにより、科学知識はそこまで強くないながらも、圧倒的な時間と不死性で文明を進め、同時に人間社会が自ら制度を生み、腐敗し、崩れていく様子を書きました。
・反省点
各話の終わりが「時間だけはあるんだから」などのとわ子の決意表明で締めるパターンが多く、AIの癖なんでしょうが、そのまま素通ししたため、読み返すと繰り返しがくどい印象になったのは反省点です。
また、とわ子が決して万能の理系主人公ではなく、知識もそこまで豊富でないため、問題解決の方法が「不死性と無限の時間によるごり押し」に偏り、中盤は「時間経過でだいたい何とかする」展開が単調になったと感じています。もともとこの話は「文明再建をシミュレーションゲームにできないか」という構想もあったので、その影響で工程を一つずつ並べる進行に寄ってしまった部分も大きいです。
物語を圧縮する方法もあったとは思いますが、「今当たり前に享受しているものが、いざ自分で作るとなると驚くほど面倒でわからない」という感覚を描きたかったこともあり、バランスは難しかったです。
昔はやる夫スレを書いていて、最近はずっとTRPGのシナリオ制作ばかりで、小説はほとんど書いていませんでした。ただ、AIの補助があれば、自分がめんどくさいと感じる部分を任せられるので、本当に革命的だなと感じています。これからも精進していきたいと思います。