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制作中の戯言

作っています。作ってはいるんです。なかなかまとまった作業時間が取れないだけで、以下の通り原稿は進めているんです。
ただ、投稿レベルにまでなかなか到達しないだけでorz
一応、証拠の書きかけは以下の通り。
今回は、サキヨミゲンコウとはいえ、有料記事にはしません。
それで、せめてもの誠意とさせてください(涙
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 その軍艦は、今でも人々の耳目に対してひどく印象に残っている。当然、その搭載している巨大な、本当に巨大な砲門もそうだが、何よりもこの軍艦が人々の耳目に残っているのは、大和、武蔵と違い、人々の耳目に初めてさらけ出した大和型戦艦であったからだ。
 ……もう、勘の良い方はこの艦艇の名が何か、中てられる方も多いだろう。
 後に、五番艦まで建造される、大和型戦艦の三番艦、後にある県民歌においても最後の最後に凜々しく謳われる、その艦の名は――。

 ……艤装艦長が、ある若手の将校と話をしていた。
「しかし、良かったんですか? 一応大和型戦艦は極秘でしょうに……」
 呉や佐世保において、和棕櫚などすらも使い最高軍機として扱われていたはずの大和型戦艦は、今回の国際観艦式でその軍機であるはずの船体をあらわにすることに決定された。さすがに、いくら合衆国との交戦計画が破棄しても問題ないレベルにまで落ち着いたからとはいえ、さすがにそれはあからさまといえるかもしれなかった。
「上の判断によると、合衆国海軍と交戦する必要がなくなった時点で、もう隠す必要がなくなった、ってこったろ。詳しいことは知らんが、大和や武蔵も観艦式に出すらしい」
「へぇ、じゃあ本気で大和型の秘匿を解除するんですかね」

「らしいな。……にしても……」
「どうしました、艦長」
「俺は、長野県出身だからな。或いは、だからこそ選ばれたのかも知れんが……」
「……ああ、そういうことですか」
「ああ」

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