作中で啓文さんは「賀総の無垢を守り続けた」と言ってますが。
28歳で創業してから何人もの信頼してきた仲間を見送り、外部からの資金調達や香港上場をこなし、星河をアジア一の規模までに育て。
彼は十分経営者であり、無垢な天才クリエイターではないんだよな。
でも啓文さんは、賀総の中にある「創作衝動」だけを無垢と呼んで、それを守ることを自分の役割にしてきた。外との摩擦、株主、広告主、世論、規制、責任は自分が引き受けて、賀総にはできるだけ「見つからなかったものを見つける」側にいてほしいと思っていた。
そこは、啓文さんの側に認識の違いというか、崇拝みたいなところは多少あったと思って書いたのが最後の外伝です。