「二人の玉座」、第3章突入です。
全国100万乙女が叫ぶ。
「マーカス、あんたなにやってんの!!!」
若き日のマーカスとレイチェル。
長年一緒に現場を走ってきた二人が、ある夜、ついに一線を越えます。
そして10年後。
食堂でレイチェルの背中を見送ったマーカス。
マーカスの退職手続きをするレイチェル。
人生を進めた女と、恋愛だけは決裁保留する男。
きょうのお絵描きは、あの朝のマーカス。
――彼女がマーカスを見送るのは、これが二度目だった。
一度目は、あの夜の翌朝。恋人になる機会を逃したとき。
二度目は、今。人事担当として、彼の退職を正式に承認する瞬間。
