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御礼+「しあわせ→しゅくふく」の設定公開

昨晩公開した「見えなくなった」に多くのレビューをいただきまして、ありがとうございました。

この話は、アーモンドチョコのような作りになっています。
とりあえず、今はそれで止めておこうと思います。


それだけでは何なので、代わりに昨年に公開した「しあわせ→しゅくふく」について追加で色々書こうと思います。
https://kakuyomu.jp/works/822139839126505040

何か変とお感じになられた方も多かったようですが、この話も少し加工をしたお話だったりします。
もう少し具体的に言うと、全体像を一部を角度からだけ見たお話です。

この話は主人公(名前が無いのでA君とします)の視点で終始物語が進む一人称視点のお話です。
昔と異なり、今はこういう一人称視点の方が、没入感を得られるといって好評なのだそうです。
ですが、そのせいで、このお話はA君の視界以外の話がごっそり抜け落ちてしまっているんです。

登場人物はA君の他に、
・ヒロインの女の子(Bちゃん)
・「だせぇ」と毒づく女の子(Cちゃん)
・担任の先生(D先生)
他クラスメイト数人。

この話には実は裏の登場人物がいます。
A君の机にいたクラスメイトが「女子が数人でお前の机を囲んでたのを見たよ」と証言するのですが、その女子(Eちゃん)です。

どなたかが書いてくださいましたが、A君は感情豊かで素直な性格です。本人は気付いていないでしょうが、女の子たちに好意をもたれています。
そのうちの一人がBちゃんであり、Eちゃんです。

話はBちゃんが消しゴムをA君に貸すところから始まります。
それをCちゃんが目撃します。
Cちゃんは、Eちゃんと仲が良く、この事をご注進。
Eちゃんは同担拒否を発動し、Cちゃん、他1~2名?でお昼休みにBちゃんの消しゴムを千切るという暴挙に出ます。
Eちゃんからしたら憧れのA君の筆箱が目の前にあるわけです。楽しそうにキャッキャッやっていたのでしょう。

そこに運悪くBちゃんが教室に帰ってきてしまいます。
EちゃんたちはBちゃんを教室から連れ出し、A君と仲良くするなと恫喝。
それにBちゃんは涙してしまい保健室へ。

一方その頃教室では、A君が帰って来て、消しゴムを見て激怒しています。

その翌日はBちゃんは登校拒否。
二日後にBちゃんは何とか立ち直って登校します。
そんなBちゃんに、A君は消しゴムのお詫びだと言って大切な切符を渡します。
「幸福ゆき」と書かれた切符を見たBちゃんは、大好きなポケモンのトゲピー(トゲチックとトゲキッス)の話を嬉しそうな顔でA君にするんです。
「幸福ゆき」の切符とトゲピー、共に幸せをモチーフにしたものです。BちゃんはA君と心が通じ合っていると感じてしまったのでしょう。
ですが、A君はBちゃんが慕っているほど、Bちゃんの事を思ってはいない。それは態度ですぐに気づきました。

だけど、この切符はBちゃんにとっては紛れもない憧れのA君からのプレゼント。
最初は筆箱にしまったのだけど、消しゴムのようにされては嫌だと思い、小袋にしまいました。

ところが、それもCちゃんに見られてしまう。
消しゴムの時と同じようにCちゃんはEちゃんにご注進。
Eちゃんは、Bちゃんに「切符をよこせ」と命じます。
ですが、Bちゃんもこれだけは譲れないと抵抗。
結局、奪い合いになってしまい、切符は千切れてしまったんです。

それからBちゃんは休みがちになり、登校してきてもEちゃん、Cちゃんから執拗にいじめを受け、本格的に不登校になってしまいました。

これをA君の視界だけに限って書いたのが、「しあわせ→しゅくふく」のお話になります。
あくまで、書き手である私の設定にすぎませんので、もしかしたら別の考察もできるのかもしれません。

今回の「見えなくなった」に興味を持たれた方は、もしよろしかったら「しあわせ→しゅくふく」もご覧になってみてください。


最後になりましたが、雨山木一様、苑崎頁様、コメント付きレビュー、誠にありがとうございました。
次回も期待に応えられるように精進したいと思います。

2件のコメント

  • なるほど…。時系列について、理解できました。いじめを受け始めたのは、消しゴムの一件があってからだったんですね。
    保健室に行ったのも、学校を休んだのも、やはり具合が悪かったから…ではなかったのだと分かりました。
    切符を小袋にしまいなおしたのも、何か理由があるんだろうなと思っていたのですが、そういう意図があったんだなと納得しました。
    切符も、千切れてしまったのですね。そういったことが重なって、不登校になってしまった。

    一人の視点からだけじゃ、視えないものもありますよね。
    こういう、想像力を試されるお話は読む方は楽しいですが、書く方は難しいのではないでしょうか。
    改めて、考えさせられるお話をありがとうございました<(_ _)>
  • 鳴宮琥珀様、コメントありがとうございます。

    以前にもちょっと書いたのですけど、この話は、元々普通に書いていたものを、「考察できそうなもの」という審査員の方のコメントがあったので、バッサリと色々カットしてみたんですよ。

    カットしていく中で、ならばいっそのこと主人公の狭い視点だけに絞ってしまおうと、随所に「ん?」という文章だけを残し、こういう形になったんです。

    こういうのって、書き手はトリックを知った上で、読み手の視点で書いてるだけなので、ミステリーを書いている感覚だったりします(笑)


    ちなみに、上記では抜けているのですけど、A君がBちゃんを「体調不良」だと思っているのは、D先生がそう説明したからです。

    いじめがあったという事を児童に知らせてしまい、それが親御さんに伝わってしまうと、後々面倒な事になると感じたからなんです。
    でも、最初にBちゃんが保健室に行った時点で適切に対処していれば、不登校までいかなかったんじゃないかって思うんですよね。

    それも、本文の中で「ちょっと問題のある先生」という感じで言われてます。
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