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『国家の子供たち』と、今後書きたいプロトタイプ作品について

現在連載中の『国家の子供たち』ですが、もともとは別のプロトタイプから発展した物語でした。

その原型になった作品は、1930年代の旧フランス領地域をモチーフとした架空国家を舞台にした革命・逃亡劇です。

ただし、いわゆるフランス革命ものではなく、植民地からの独立や民族自決のうねりの中で、旧宗主国文化に近い現地上流層の子どもたちと、革命側の少年たちが出会う物語として考えています。

『国家の子供たち』では、大人たちの政治、救助組織、法的な問題、報道や世論なども含めて、かなり広い視点で物語を扱っています。

一方で、原型になった作品はもう少しシンプルで、少年たち自身が主軸になります。

大人たちが大きく介入するというより、荒っぽい少年たちが、自分たちで判断し、迷い、時には危うい方向へ進みかけながらも、最後には「殺す側ではなく助ける側に戻る」ことを選ぶ物語です。

なお、プロトタイプ由来の作品なので、『国家の子供たち』と共通する要素もあります。
たとえば、ロマノフ家の悲劇を意識した歴史的な記憶、富裕層の子どもたちが動乱に巻き込まれる構図、そして「子どもを大人たちの争いの代わりにしていいのか」という問いなどです。

ただし、同じ題材をそのまま繰り返すのではなく、こちらはより少年たちの視点と行動に絞った、別の読み味の作品にする予定です。

旧上流階級の子どもたち、男装して逃げる少女、革命に巻き込まれた少年団、旧宗主国の面影を残す白い街、そして植民地支配の終わりと民族自決の空気。

そうした要素を使いながら、今度は中編程度の長さで、より分かりやすく再構成してみたいと思っています。

プロトタイプをそのまま投稿するのではなく、『国家の子供たち』を書いてきた中で見えてきたテーマや人物像を反映しつつ、別作品として整理する予定です。

まずは現在連載中の『国家の子供たち』をきちんと進め、その後に、このプロトタイプ由来の作品も投稿できたらと考えています。

似たテーマを扱いつつも、こちらはより少年たちの視点と行動が前面に出る、少し違った読み味の架空歴史・逃亡劇になると思います。

その時はまた読んでいただけたら嬉しいです。

(添付画像は初期のイメージラフです)

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