連載中の拙作、
『海とブドウ』
https://kakuyomu.jp/works/16818093078050842013第12章までの完結です。
お楽しみいただければ嬉しいです。
さて、東京・新宿区の善國寺は『神楽坂の毘沙門様』の名で親しまれているお寺です。
JR中央線・総武線の飯田橋駅の西口を出て、牛込橋を渡って神楽坂を登って行くと、坂を登り切った左手にあります。
あるいは、東京メトロ・東西線の神楽坂駅から早稲田通りを牛込方面に進んですぐでもあります。
開山は安土桃山時代の1595年、開基は徳川家康公、開山は日惺上人とされています。
日蓮宗のお寺として、ご本尊の三宝尊と並んで、毘沙門天が祀られています。
朱色の御門が印象的な、素敵なお寺です。
ただし、今回も、拙作には、大きな史実無視が含まれています。
善國寺は、徳川家康公の関東移封を契機に開かれた寺院ですが、実は、始めは日本橋に近い馬喰町に創建され、その後、火災などにより幾度かの移動を経て、現在の位置に移って来たのは、江戸中期末の寛政5年(1793年)、今年のNHK大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎の晩年で、拙作の時代からだと半世紀以上も後の事なのです。
という具合で、拙作は、飽くまで、史実無関係の「ファンタジー」としてお楽しみ頂ければ幸いです。
歴史に詳しい方、ツッコんで来ないでね!(笑)
第13章は、5月第4週の公開の予定です。
引き続きお楽しみ頂ければ光栄です。