『その果てに、月は神を観る』第3話「先に来た者たち」の挿絵を制作しました。
今回の一枚は、ハルキ、ユイ、マルコが保護居住区の共用スペースで会話している場面です。
セレーネの管理された空間の中で、三人が少しずつ自然体で話し始める、序盤ではかなり大事なシーンです。
記憶も姓もない三人。
けれど、会話の中には不思議と重さだけではない空気があります。
ユイの明るさ。
マルコの軽口。
ハルキの静かな戸惑い。
それぞれがまだ何者なのか分からないまま、それでも同じ場所に座り、名前を呼び合い始める。
そんな「最初の居場所」のような雰囲気を意識して制作しました。
本編では緊張感のある場面も多いですが、この三人の会話は、作品の中でも少し呼吸ができる時間になっています。
第3話を読まれた方は、ぜひこの場面もあわせて見ていただければと思います。
※掲載画像はAI生成画像をもとに制作しています。