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竹宮榮一
@C-5PO
2025年10月2日
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異世界ファンタジー
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近況ノート
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18時間前
【屋根を架けた炭焼窯】
大仕事だった。 まず、高さを合わせながら、基礎柱を埋め込んだ。 そして、その上に梁を渡した。三日がかりの作業になったが、自力で何とかやり遂げることができた。 この後、地上で屋根を作って葦で葺いた。 そして、八人で屋根を担ぎ上げて梁に乗っけた。
20時間前
【ヘッドスライディング】
碧は三塁ベースを蹴った。ライトが走り込んで捕球し、バックホームした。 送球は三塁方向に逸れた。白いホームベースが光って見えた。碧は勢いよくヘッドスライディングした。キャッチャーが激しい勢いでタッチに来る。 碧の手がホームベースに触れたその瞬間だった。 白い閃光の中で、 何かがぷつりと切れた。 世界が白く塗りつぶされた。
1日前
【炭焼窯造りの工程】
最初に赤土を胸の高さまで盛る。それを固めてから、四人が入れるほどの丸い穴を掘る。こんなふうに奥を細くしてな。 碧は枝を拾うと地面にイチジクのように先を細くした丸を描いた。 碧の脳裏には、小学校の課外授業の里山体験で見た炭焼窯が浮かんでいた。 ここに木の枝を詰め込む。上に筵(むしろ)を置いて、上から水を加えて練った灰土を被せる……
1日前
【カリスの民の遥かなる旅路】
火の山が炎を上げ、地の神が怒りに震える時代があった。雨が絶え、森が沈黙した。 飢えた戦士たちが他の民を襲い、力が正義となった。 そしてな、カリスの民は戦わず、ただ去ることを選んだんだ。 カリスの民は、氷に閉ざされた大地を避けて、日の昇る方角――東へと向かった。 幾つもの季節、幾つもの山と川を越えて、ようやく辿り着いた地は、海は青く、森は深く、風はやさしかった。
1日前
【アマテル大神のお社】
碧はケモに連れられて、アマテル大神のお社に詣でた。 雨上がりの土の匂いが、境内に満ちていた。お社の前庭を進む。水たまりに空が映っていた。大門の前に立った。白木の門柱は、油が塗ってあるのか、重厚な光沢を帯びている。 碧は自然に、二礼二拍手一礼の拝礼をしていた。 「兄貴、なんだそれは」 ケモが不思議そうに聞いた。
2日前
【アマノアと葦原】
カリスの少女・アマノアは、いつものように葦原のなかで仕掛けたウケを引き上げていた。 風が吹いて、葦の葉が大きく揺らいだ。その時、葦原の中、干潟のようになったところに、きらりと光る草が見えた。 葦の隙間で、黄金色の穂が陽を受けて光っていた。
2日前
【プラタイ村とアマテル山】
丘からはプラタイ村全体が見渡せた。鎮守の森を包むように八つの親族集落がある。焦げ茶色の屋根、黄褐色の壁の家々が小さく見えた。手前のココ川はアユタイ河に合流し、河口には葦が群生していた。そして、アユタイ河の向こうにはチュクタイ村があり、その背後にはコウコノ山脈が連なっていた。
2日前
【ホログラフィック宇宙論】
「ホログラフィック宇宙論というのはだな、俺たちの宇宙はホログラムみたいなものだって考えなんだよ。3Dプリンターってあるだろ。設計図のデータを重ねて立体を作るやつだ。ホログラフィック宇宙論ってのは、あれを宇宙規模でやってるみたいな話なんだよ。要するに、俺たちの宇宙は、二次元の境界面に存在する情報、データを元にでき上がっていると、まあそういうことなんだな」
2日前
【 碧の不思議な夢 】
2019年5月 高校二年の春だった。 春の風がゆるやかに窓から流れ込んでいた。校庭の桜の若葉が揺れている。風間碧は、ノートに奇妙な夢の絵を描いていた。 ――海の底。 淡い光が水を裂き、少女の白い手がゆらめく。 その指先が、ぼくを呼んでいるようだった。 そして、舟、渦巻き、少女――その意味は分からなかった。
3日前
【医薬所の風景】
碧は周囲を見回した。柱が円形にめぐらされ、その間を、胸の高さほどの黄褐色のなめらかな土壁が埋めている。柱の上には、中央の太い心柱へ向かって茅葺き屋根が美しく組まれていた。 「円形の壁、円錐形の茅葺き屋根」 歴史資料で見た古代地中海世界の住居によく似ていた。その素朴な、どこか温もりのある空間が、碧を少し落ち着かせてくれた。
3日前
【 幻想的な夢 】
「スサ……」 誰かが呼んでいる。 赤い空。 青黒い海。 遠くで揺れる舟。 水面を渡る風。生温かく、潮の匂いがする。 渦を巻くように、意識が沈んでいく。