• ラブコメ
  • 歴史・時代・伝奇

湖山速人の日記@11/29 北陸新幹線延伸ルートについて考える。

まだ着工してないのでいくらでも変えようがあるのが救いなのかな...
どうも湖山です。2024年3月に敦賀まで延伸開業し、2045年くらいには大阪まで延伸する予定がある「北陸新幹線」。現在、敦賀〜大阪間の経由ルートはまだ未定で、候補が2つあるというのはご存知でしょうか?関西在住の私は、よく夕方のニュースとかで取り上げられているのをよく見るんですが、関西と北陸の人たち以外からすると全く興味ない事案だと思われがちなので、とりあえず僕がそれを発信していこうかなということで今回はその2ルートのメリットとデメリットについて自分の解釈も含めて、詳しく解説していこうと思います。
まず、現在有力案とされている、「小浜ルート」。このルートは敦賀から小浜を経由して山間部を突っ切って京都まで結び、大阪へと完全に新しく路線を作るルートです。
このルートのメリットは2つあります。まず一つ目は、「完全新路線なので遅れの心配がない」。次に説明する米原ルートの説明を見てもらった方が早いんですが、完全新路線なので、他線区の遅れを引きずる可能性というのが少ないんです。これは利用者にとってもメリットなんですよ。そして次の2つ目の理由が、「赤字路線である小浜線を並行在来線にすることができる」。小浜線の営業係数(100円の利益を稼ぐのに何円必要かという指数)は736円。まあ誰が見ても赤字ですよね。収益率が13.6%ということを考えると、この小浜ルートにすることで小浜線を並行在来線として第3セクターに移管することが可能なんです。赤字路線を廃線にすることなく権利を放棄できるので、JR西日本にとってはこれが一番いいでしょう。
しかし、デメリットは3つあります。1つ目は「完全新路線のため、お金が異常にかかる」です。これも米原ルートを見てもらってから見た方がわかりやすいんですが、このルートの場合は大阪まで新しく路線を作らないといけないのでお金も工期もかかります。
2つ目は「観光需要と通勤需要があまり拾えない」です。このルートの場合、経由する有名な市町村が小浜市くらいしかないので、まず観光客が拾いにくいです。
そして最後の3つ目、「小浜〜京都間がほぼトンネルのため、地盤低下や地下水に影響が出る可能性がある」です。これに関しては最近出てきた問題点なんですが、京都には地下水がたっくさんあるんです。しかしこの小浜ルートを選んだ場合、なんと小浜〜京都間がずっとトンネルなんです。トンネルを作る作業では崩落の危険性も非常に高く、また高架を新たに設置した場合、地盤の低下が見込まれます。実際、京都仏教会という団体がつい最近、京都市に反対の署名を提出しているので地盤低下や地下水に影響が出る可能性は高そうです。まあこの場合、やってみないとわからないこともあるんですけどね。

長くなったので一旦ここで切ります。今日の深夜か明日の朝にもう一つのルートについても詳しく解説する予定です。
今日はここまで。またお会いできるその時まで。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する