『雨と繭』という作品の連載を数日前にはじめていました。現代ファンタジーです。長さはきっと中編くらいになるんじゃないかと思います。
じつはこれ、相当前に冒頭だけ書いていたものでした。はじめての試みをした部分が大きくて、当時はそれについていけず、半端に終わってしまったのです。
このあいだブログに書いた通り、私には小説が書けなかった時期がありました。そこからどうにか戻ってこられた(のかな?)のはよいものの、昔書いていたものをそのまま書くのはなんだか違うな、だめだな、昔の私のままになってしまうな、と思っていて。評価されてきた作品もあるけれど、それを一度手放して、今の自分でがんばってみようとこうしてカクヨムで活動を再開したのです。
それなのに『雨と繭』はどうして昔のままなのでしょう。それは、あまりにも中途半端に、やりはじめたばかりで挫折してしまったことを、きちんと克服して乗り越えたいという気持ちになったからでした。
昔の私では無理だったけど、今の私ならだいじょうぶかもしれない。そうやって自信をつけてみたい、という思いもあります。
ほんとうに個人的な目的ではあるのですけれど、そんな経緯で『雨と繭』をよみがえらせることに決めました。メインで更新しているのは変わらず『Fatal』なのですが、『雨と繭』もぜひよろしくお願いいたします。
◇雨と繭
https://kakuyomu.jp/works/822139838063714715