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【神獣連れの契約妃】あらすじ+キャラ設定

せっかく書籍化も決まったので、拙作『神獣連れの契約妃~加護を疑われ婚約破棄されたので、帝国皇子の右腕に再就職しました』(https://kakuyomu.jp/works/16818093089282178903)のあらすじ+メインキャラ設定です。

*あらすじ*
大陸には「神獣」の伝承がある。彼らは普通の動物の見た目ながら、特定の人に守護を与え、さらに特有の加護をもたらす存在である。ゆえに国によっては、その「神獣」の守護を受ける者を囲い込み、積極的に縁を結ぶなどして国や領地に加護をもたらすことを望む。

ロザリアはその「神獣」ヴァレンの加護を受ける者で、それゆえにエーデンタール国王家に買い取られ、第一王子の婚約者になった。しかし王子は従妹のヴィオラ公爵令嬢に夢中、ヴィオラ公爵令嬢もまたロザリアを邪険にし、追い出そうと嫌がらせをしてくる。それでも生きていく場所はここしかない――そう腹を括って生きてきたが「ヴィオラに神獣の加護があると判明した!ゆえにお前などもういらぬ!」と遂に婚約破棄&城から追い出された。
家も職も金も失ったロザリアは、偶然にも帝国皇子ラウレンツに出会う。彼いわく「一国の王子の元婚約者、それすなわち教養があり働き手として申し分ない。しかも君は衣食住に困っているので、底値で侍女を引き受けてくれるだろう?」――なんとも計算高い皇子様。しかし帝国で衣食住&ヴァレンを保証してもらえるなんて、願ったり叶ったり。二つ返事で侍女を引き受けたが、仕事をするうちに「俺の妃を今すぐやってくれ」と今度は契約妃を引き受けることになった。実は帝国は元皇妃(追放済み)の暴政で荒廃し、財政が半分沈みかけ、ラウレンツもまた東奔西走しているという悲惨な有様だったのだ。

そうして帝国皇子の契約妃となったロザリアは、ラウレンツとタッグを組んで知恵と経験を駆使し、帝国復興に力を貸すと共に、ラウレンツの心に希望を灯す存在となっていく。
***

なお私は角川ビーンズ文庫公式のあらすじを読んで「お、おお、不遇令嬢のラブッてコメッての下剋上なのか……!」と動揺(?)しました。あの手のあらすじって編集さんが考えるんでしょうか? 私はあらすじが苦手なのもあって、スッキリまとまったほんの数行の要約に感激しました。
というわけで、そんな物語の登場人物がこちらです。

●主人公 ロザリア・シュテラ・アルブレヒト
親に逆持参金代わりに売られ、エーデンタール国第一王子・アラリックの婚約者になった。ヴァレンの支えがあるお陰で、不遇なわりにかなりメンタルが強くて明るい。とてもお喋り。でも肝心な情操教育が不足してるほか、王城での扱いを経て若干性格の根に難があり、他人への感情が薄め。興味があるのは生活のための仕事くらい。ヴァレン相手にうざもふりして嫌がられるところまで好き。

●神獣 ヴァレン
狼の見た目をした最古の神獣。人の言葉を理解するし喋ることができる(耳に直接届く、に近い)。ロザリアを幼いときから見守っていて、神獣としてのプライドもありつつロザリアのことが第一。愚鈍そうな人が嫌い。犬扱いされると憤慨する。

●帝国皇子 ラウレンツ・レヴィン・ファルク
実母を将来の継母に毒殺され、以後も度々暗殺を警戒しつつ幼少期を送る。才能に恵まれた運と不運により、辺境伯を始めとした忠臣の支えもあり元皇妃を追放、追放したからには自分がやらねばと悲惨なほどに忙しい生活の中で帝国再建に奔走中。実は不眠症。


少し不穏な説明が見えるキャラ設定ですね。よろしくお願いします。

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