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『正しい魔法少女の壊し方』完結!


こんばんは、あるにりです。
いつも拙作をお読みくださり、ありがとうございます。

今日の更新で『正しい魔法少女の壊し方』が完結になります。
ここまでお読みくださった方へ、本当にありがとうございました。まだお読みいただいていない方は、自信作ですのでぜひお読みくださればと思います。



自己満足的ですが、少しだけ作品に込めた想いの話をさせてください。

タイトルにもあるように、本作は「正しさ」に焦点を当てています。
ただ「正しさ」といっても色々な視点があります。
例えば個人に焦点を当てると、「自分は正しい」という自己肯定感であったり、逆に「自分は間違っている」という自己否定などが考えられます。自分以外の相手を登場させるなら「彼女は正しい」「あいつは間違っている」ともなります。
もう少し広く、社会に焦点を当てると、「素晴らしい世界」「間違った社会」という言葉が出てきます。
本作品ではまずそういった様々な「正しさ」を提示するようにしています。

そして様々な視点を踏まえると、タイトルは違った解釈をすることができます。
普通に読むと「正義の魔法少女が何かをぶっ壊す話」になるわけですが、あえて色々な解釈が出来るようにタイトルを決めています。
上記で述べたように、"正しさ"には様々な視点があります。個人のレベルで「これが正しい」と思っていることと、社会のレベルで「これが正しい」と思われていることは異なるわけです。

ネタバレにならない程度ではありますが、解釈の一例を紹介します。
「正しい魔法少女」と社会的に呼ばれているものは、本作では魔法少女ドキュメンタルが提示する「日曜日の怪物を倒し人々に希望をもたらす魔法少女」になります。そしてこの物語は、主人公のミナがそういった「正しい魔法少女」を「壊す」物語になります。

では、個人の視点ではどうなのか? そもそも正しいものとは一意に決まるものなのか? ……タイトル一つでも色々と遊べるように命名したつもりなので、よかったら色々と考えてみてくださいね。



さて、これからの執筆活動の話をします。

今後は「小説家になろう」様の方で連載中の『厄災の魔女』の更新に力を入れていく予定です。
第17話が終わりしばらくお休みをいただいておりましたが、更新をまた開始する予定です。長編になりますが、『正しい魔法少女の壊し方』を読んで、他の作品も追っかけてやろうかなと思っていただけたのなら、ぜひお読みいただければ嬉しいです。
早ければ10月中、遅くても11月には更新を再開したいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

また、別ジャンルの作品も書いてみたいという気持ちもありますので、機会があればまた今回の規模感の作品か、もう少しコンパクトな短編かを書きたいな思っています。

もちろん『正しい魔法少女の壊し方』も完結はしていますが、その後のミナたちの活躍の構想がないわけではありません。もし需要があれば、続きを書いてみたいという気持ちもあります。
お読みいただいた際に感想・レビューなどいただけましたら、励みになります。
ぜひ応援のほど、お願いいたします。



ひとまず、『正しい魔法少女の壊し方』は完結になります。
皆々様、ここまで応援いただきありがとうございました!

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