こんにちは、藍色あけびです。
2章突入後、インウィディアの最も象徴的なランドマークと言えば、雨を降らせる大樹こと、レインウッドなのではないでしょうか。
多孔質の軽石表土で覆われたインウィディアは、地殻変動の影響が少ないため起伏が穏やかな地形です。その地下には、光の届かない地下海が広がっています。
レインウッドはこの地下海まで根を伸ばし、樹幹でろ過することで真水を放出します。
設定ではこの樹木は菌類と共生関係にあります。体内の水を勢いよく汲み上げる水瘤、塩水ろ過フィルター、軽石を溶かし根を広げるための補助に菌が活躍しているようです。
レインウッドが降らせる雨により、レインウッドの周囲には栄養豊富な湿地帯が形成されます。餌を求めて、動物たちも集まってきます。腐葉土や動物の死骸はレインウッド本体の貴重な養分になるだけでなく、共生関係にある菌の食料にもなるのです。
序盤でリメアたちが歩いた森の中に、大きなキノコが生えている箇所がありました。レインウッドが複数生え、巨大な湿地帯が形成されると、菌はさらに繁殖地を広げるために、キノコとなって胞子を飛ばします。
このレインウッドと菌の活躍により、インウィディアは水が豊富にある、人が住める星になっているのです。
ただしそんな楽園も亜熱帯地域に限ります。
地球に比べて大きな惑星であるインウィディアは、太陽が2つもあり、赤道付近は灼熱の砂漠。人類はこの惑星を横断する長細いベルトのような地帯に密集して暮らしています。地球だとちょうど日本やイギリスの分布する経度に当たるでしょう。
このような変わった気候や独自の生態系、そこから派生する人々の文化を考えるのはとても楽しいです。創作の醍醐味だと思います。