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みはらなおき

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  • 6月11日

    小説Q小学生「樹」の霊障事件簿が発売されました!

    いつもありがとうございます。 とうとう、小説Q小学生「樹」の霊障事件簿が発売されました! 全国の書店には、6/15前後に配本されますが、既に通販サイトではアップされていました。 もしも、興味をお持ちいただけたらお試しいただけますよう、 よろしくお願いいたします。 ☆舞台は、1971年、大阪万博翌年の大阪下町。Qと呼ばれる小学二年生の堺屋樹は、霊を見る能力と、触れた霊を消滅させてしまう能力を持った少年です。少しぼんやりしたところもあるQちゃんですが、相棒となっていく少女の霊「春」や周りの人にも助けられて成長し、霊の成仏にも導きます。 ※出版社さんから言われてまして、「Q」発売中につきカクヨムさんでの掲載を止めています。公開できるほかの作品はもちろんご覧いただけます。 ※Amazon、Rakutenブックス、7net、紀伊国屋書店、全国書店ネットワークe-hon、Honya clubでお買い求めいただけます。
  • 2024年10月17日

    書籍化が決まりました。皆様、ありがとうざいます!

    以前に連載していた「Q」のシリーズの書籍化が決まりました。 詳細はこれからなんですが、来年2025年6月の出版を目指して進んでいます。 「Q」は、1971年の万博終了後の大阪の下町を舞台にした小学二年生の男の子を主人公としたホラーテイストの作品です。 出版の関係でカクヨムにこれまでUPしていた小説を一旦非表示にしています。 せっかく皆さんに読んでもらおうと思ってUPしていたものを「非表示」に切り替えるのって、ちょっと気持ちが沈んでしまいました。 掲載されないものは、再度「表示」させてもらおうと思います。また、カクヨムではこれからも、発表を続けさせてもらおうと思っています。 拙いものを世間に出版することになり、恥ずかしい気持ちもありますが、もしもよかったらご一読頂けたら幸せです。 これからもよろしくお願いいたします。
  • 2024年10月8日

    老猟師の話 最終話「みちゆき」UPしました!

    老猟師の話 最終話「みちゆき」UPしました! いよいよ最終回です。全51話、お付き合いいただきありがとうございました。 十寸と封は、命懸けで老猟師とソを守り切りました。瑞雲は滅び、陰の壺は洞窟の奥深くに没します。 司領も壊滅し、土石流は木津川に達しました。 孤独に老いて死んでいくはずだった八太夫は、十寸との暮らしを発端に愛するものを守るといった「生き甲斐」を見つけました。心(魂)を無くした肉体(魄)は、ただ力を持ったものに使役されるだけの存在であること、一方で愛され、誰かと関わっていくことで心(魂)が育ち、生き生きした存在になります。十寸と封は、心を育てて、一直線に生きました。二人の生きざまがまた八太夫にお袖と生きていく心を育てました。 ※実は、今書籍化の企画が進んでいる別のお話があります。初めての書籍化でわたしもおたおたしてますが、またご報告させていただきます。これからもどうぞよろしくお願いします。
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  • 2024年10月6日

    老猟師の話 第50話「凱歌」UPしました!

    老猟師の話 第50話「凱歌」UPしました! ついに勝敗は決しました。 今回のサブタイトルを「凱歌」にするか「十寸、最後の鈦槌」にするかでちょっとだけ迷ってたんですが、「凱歌」にしました。 凱歌って言葉も死語っぽいですかね。 次回、最終回です。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 2024年10月5日

    老猟師の話 第49話「揺るがぬ存在」UPしました!

    老猟師の話 第49話「揺るがぬ存在」UPしました! 封の死を賭した一撃は、司領に致命的な変化を生じさせていました。 そして、まだ戦いは終わっていませんでした。物語は、最終局面に入ります。
  • 2024年10月4日

    老猟師の話 第47話「反撃の十寸」UPしました!

    老猟師の話 第47話「反撃の十寸」UPしました! 封に続いて、梅ヶ枝苗も出撃していきます。その姿を見送っている八太夫の元にお袖がやってきました。 駆け寄る二人の背後に灰斎服が襲い掛かります。
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  • 2024年10月3日

    老猟師の話 第46話「陣屋奥庭・庭池の場」UPしました!

    老猟師の話 第46話「陣屋奥庭・庭池の場」UPしました! 業火を噴き上げながら、封が墜落してきます。ごうごうと火焔を噴き上げる封を八太夫は、庭池へと沈めました。 このあたりから、場面が目まぐるしく切り替わっていきます。あと五回、どうぞもう少しお付き合いください。
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  • 2024年10月2日

    老猟師の話 第45話「撃墜・泥濘(ぬかるみ)の剣戟」UPしました!

    老猟師の話 第45話「撃墜・泥濘(ぬかるみ)の剣戟」UPしました! 瑞雲の「死中求活」が、封の絶対と思える攻撃を完璧に防ぎました。封は爆発炎上して墜落していきます。 十寸や封は、狩猟者であり、これまで反撃を受ける前提がありませんでした。超ロングレンジ攻撃ならではの弱点でした。逆に言えば、瑞雲は死中求活という雷撃を手に入れたことで唯一の反撃方法を確保したのです。 封の爆発炎上の直前、お袖は八太夫への愛をはっきりと自覚します。見た目は十九ほどのお袖ですが、その中身は、一度心から傷ついた少女です。単純で素朴なお袖ならではの心情でした。
  • 2024年10月1日

    老猟師の話 第44話「十寸の鈦槌」UPしました!

    老猟師の話 第44話「十寸の鈦槌」UPしました! ついに本編の副題の部分にやってきました。十寸と封の一体攻撃が瑞雲を貫きます。 「鈦槌」の「鈦」とは、以前にもご紹介したかも知れませんが、チタニウムのことで、チタニウムコーティングされた銛によって「鉄槌」を下すという意味の造語です。 封の高高度への上昇能力と十寸の超精密射撃能力で絶対逃れられない天からの銛が放たれます。
  • 2024年9月28日

    老猟師の話 第42話「出撃」UPしました!

    老猟師の話 第42話「出撃」UPしました! ついに十寸と封がそれぞれの武器を携えて出撃します。超高精度で目標を射抜く、十寸と高高度で安定し的を狙い、十寸の安全を確保し、銛を供給できる封が飛び立ちます。
  • 2024年9月26日

    老猟師の話 第40話「水壺の姿」UPしました!

    老猟師の話 第40話「水壺の姿」UPしました! 小者に身をやつした稀が自分と向き合います。
  • 2024年9月26日

    老猟師の話 第39話「呪殺合戦と入らずの山伝説」UPしました!

    老猟師の話 第39話「呪殺合戦と入らずの山伝説」UPしました! 本能寺の変や豊臣秀次切腹事件から、徳川家光、柳生十兵衛の怪死までを司一族による陰の壺を使った呪殺として書きました。ガチの歴史小説を読んでおられる方から見るとツッコミどころ満載かも知れませんが、一つご容赦ください。 また、お袖がつい口にした「生かしどころ」は、大きな伏線です。
  • 2024年9月24日

    老猟師の話、第37話「決意の口元」UPしました!

    なんか、朝から津波警報とか発令されていて落ち着かない朝ですね。 八太夫は、灰斎服の一人梅ヶ枝苗から、長年亜宮殿で行われた蛮行と苗の呪わしい半生を聞きます。その後、長屋に戻った八太夫ですが、十寸らの行動を見て「家族の役に立ちたい自分」にも気づきます。孤独な老人だったはずの自分が家族を持ち、それを守るべき(守りたい)と本人が自身の考えの変化(成長)に気づくところです。また、自身の猟果を褒められることも大切な価値観のようです。 石宬松と稀は、梅本の居宅に隠れることになりました。伊藤忠厚は、正義感にも溢れていますが、自分を政争の具とした扱ったものへの憤りも相当強く持っています。
  • 2024年9月22日

    老猟師の話・「第36話 亜宮殿の姫君」UPしました!

    老猟師の話・「第36話 亜宮殿の姫君」UPしました! 丿紫丸の妹・桔梗は、二重瞼の大きな目の15歳の美少女でありながら、丿家の血を引く者らしく青ざめた独特の肌の色をしています。瑞雲は、桔梗姫に兄紫丸の壮絶な死を殊更に恐ろしく伝え、自分の正当性を硬便することで怯えさせ、やすやすと自分との婚姻を認めたように陥れます。
  • 2024年9月21日

    老猟師の話・第35話「駆け引き、あるいは山怪の警告」UPしました!

    老猟師の話・第35話「駆け引き、あるいは山怪の警告」UPしました! 封が裸体で真夜中の空と社の棟で、月光欲をしています。封は、見た目は1メートル足らずですが、14歳相当のプロポーションで、ロリ系の諸兄には大好物ではないかと思います。さらに水を飲めば巨乳、飛嚢を膨らませればサイズも変わるという、様々な胸ニキには最高ではないでしょうか。おまけに全裸が大好きで、自分がこの世で一番美しく、強いと思っている。ツンデレ系と言うんでしょうか、まあキャラが立つだけ立っています。  十寸は物心ついてすぐに老猟師に布を与えられ、その後お楓に着物も塗ってもらえましたが、封は、「倒壊爆発」の後、誰かのお古をもらっただけです。 「楓に縫ってもらった前垂れなんかを喜んで来ている十寸なんかと私は一味違うんだよ!」とばかりに、気前よく脱いでくれます。あ、エロい意味ではなく裸が本来最も合理的な戦闘向きの姿なのです。  
  • 2024年9月20日

    老猟師の話・ 第33話「お袖・心の揺らぎ」UPしました!

    老猟師の話・ 第33話「お袖・心の揺らぎ」UPしました! いつもありがとうございます。 一人の年老いた孤独な猟師だったはずの八太夫は、気づけば屈強な若者へと若返り、守るべき女、家族にも囲まれていました。 守るべき家族、というかどう大切にしたらいいのかについて逆に彼らについて教えられます。 八太夫は、自分が拒否したはずの澱による救済について思い悩んでいます。八太夫も知らず知らずのうちに心が変化しているところです。十寸は、以前お袖を救う時には拒絶さえしましたが、「瑞雲に理不尽な目に合わされた者を救いたい」「自分たち以外の者が大切にしている者を守りたい」といった心が成長している一コマです。 次回は、瑞雲が書かされた手紙によっておびき寄せられた瑞雲の家族が、なんと封と出会います。
  • 2024年9月18日

    老猟師の話・第31話「丿(へつ)の家を継ぐ者」upしました!

    老猟師の話・第31話「丿(へつ)の家を継ぐ者」upしました! この話の中では瑞雲は、敵役で、まあひどい奴なんですが、それでも騙されて陥れられて、壺で煮られるところまでいっても復活して異能の力を身につけ、司領の若き支配者になるあたり、ちょっと痛快だったりです。 「丿」と「司」は、「同」という氏を分解して造られた二つの氏族でした。この「同」の上下をひっくりかえすと、頭と腕が煮られている鼎の象形文字になります。「丿」は呪いの術そのものを受け継ぐ家、つまり呪いのソフトウェア、「司」は、その儀式そのものハードウェアを受け継ぐ家になっています。坊城家は、そのための材料を供給する家という役割でした。 このへんからぼちぼちノンストップになります。もうしばらくどうぞよろしくお付き合いください。
  • 2024年9月16日

    老猟師の話 第29話「籠絡・司陣屋」UPしました!

    老猟師の話 第29話「籠絡・司陣屋」UPしました! あの、悪者瑞雲が上手く転がされて、故郷の宇治に秘薬を持ってくるように依頼する手紙を書かされてしまいました。 瑞雲の弱点を突いた計略を描いたのは、田代であり、田代に瑞雲の弱点を耳打ちしたのは塩田だったというわけです。  ここからちょっと陰惨な場面に突入です。すいませんがどうぞお付き合いください!
  • 2024年9月12日

    老猟師の話 第26話「倒壊爆発」UPしました!

    老猟師の話 第26話「倒壊爆発」UPしました! 地下牢付きの納屋って、イメージしにくいかもでした。日本古来の家屋の構造がずっぽり埋まっているって考えてもらえたらと思います。最下部から一気に飛嚢(頑丈なバルーン)を膨らませると、礎石から柱はずれるし、ほぞも外れます。 十寸や封の飛嚢には、水から作られる水素(のようなものです。反物質でなんたらかんたら…)と酸素(こちらも、のようなもの)が詰まっています。水を飲んで乳房に溜めて、反応させて気体にして逆三角錐の飛嚢を膨らませています。三角形の尖った方が前で、逆側から気体を吐いて、推力や方向を変えます。 引火したら大爆発です。 封が、お楓の着物で長屋門の上をけたたましく駆け抜けたのは、典型的な空蝉の術の応用です。お楓と最も違う人柄を演じさせた上で、ものすごく目立って注目を集めるようにして人間離れした現象を見せつけます。また、この方法を発想できた老猟師に忍術の心得があったことがおわかりかと思います。
  • 2024年9月12日

    老猟師の話 第25話「楓と封」upしました!

    老猟師の話 第25話「楓と封」upしました! 十寸の機転と澱の力で劇的な回復を果たした老猟師とお袖、そしてお楓による地下牢脱出作戦の始まりです。 ここで封は、待ちきれずに地下牢にやってきてしまいます。お楓の着物に袖を通して欲しがったりしますが、大胆でちょっと十寸より幼く自尊心の高い性格が出ています。そんな封を見て、老猟師はある計略を思いつきました。
  • 2024年9月11日

    老猟師の話 第24話 起死回生UPしました!

    老猟師の話 第24話 起死回生UPしました! 恐怖と寒さにこごえるお楓、両足を射られて重症のおじい、そして瀕死のお袖が地下牢に閉じ込められています。 十寸は、三人の救出を決意し、知恵を尽くして挑みます。そしてついに禁断の方法・秘中の秘の実力が明らかになります!
  • 2024年9月9日

    老猟師の話 第23話「地下牢」UPしました!

    老猟師の話 第23話「地下牢」UPしました! 「楓の涙が力になるんや」 十寸と封が救出に向かいます。二人の特徴と知恵をお楽しみ下さい。 以前、連載していました25話までの再掲載以降は、51話で完結です。どうぞよろしくお付き合い下さい。
  • 2024年9月9日

    老猟師の話「第22話・陣屋」UPしました!

    瑞雲は、お袖を盾にし犠牲にして老猟師に傷を負わせ、梅本の弓技の助けもあり、老猟師を捕らえました。 瀕死のお袖と両足を射られた老猟師、更に庄屋の娘お楓も陣屋に引っ立てられます。 前回も瑞雲の悪役らしいところ、憎たらしいところを話題にしましたが、今回は得意気に語る瑞雲の弱点があらわになります。自尊心をくすぐられると堪らないほど心地よくのせられてしまうのです。 瑞雲は、自分が老猟師に勝つためなら手段を選ばない男で、自分を身を挺して守ったお袖を盾にして突き殺そうとするほどです。 梅本は、老猟師との格闘では一瞬で倒されましたが、弓の腕は一流です。一瞬で老猟師の両足を射抜くほどです。
  • 2024年9月7日

    老猟師の話・第20話、見せしめupしました!

    瑞雲のずる賢くて酷い様子について書きました。 それにしても、書いてて腹立ってくるし、お袖が痛々しくて辛くなっちゃいます。 さて、十寸の足跡ですが、十寸の身長が、約30cmとすると、足のサイズは3cm程度になります。皆さんのおうちの天井裏にも十寸の足跡がついているかも知れません。なんちゃって。
  • 2024年9月4日

    老猟師の話・ここまで(1~18話)のあらすじ・

    年齢不詳の年老いた猟師と十寸が主人公です。舞台は、徳川家光から家綱に移る頃、大和の国と伊賀の国境にある架空の天領です。 <ここまでのあらすじ> 山の精と思しき一尺程(30cm)の少年を拾った老猟師は、その子を十寸(まそ)と名付け育てます。十寸との暮らしが続くうちに十寸の出自の秘密やその秘密を狙う者も登場し、物語が展開していきます。  十寸が家族とも再会し、ある程度成長したころ、里に若山伏が訪れます。先祖伝来の秘薬を求めてきたのです。秘薬とはまさに十寸達のことでした。  秘薬を求める山伏瑞雲に、地元代官所の侍たち、里の庄屋家族が巻き込まれていきます。  庄屋で開かれた宴席の後、里を訪ねて来た野鍛冶勘助の証言で老猟師の秘密がばれます。 からくもその場から逃げることができた老猟師ですが、このままでは庄屋の家族が責めを受けるのは必至です。様々な迷いを断ち切って老猟師と十寸達はある結論を出すのでした。 読みにくいところもあると思いますが、勧善懲悪とラブロマンスで終わります(笑) どうぞよろしくお願いいたします。
  • 2024年9月4日

    老猟師の話、更新しました!「第18話 糸口」

    老猟師の話、更新しました!「第18話 糸口」 この回は、ほぼ野鍛冶勘助と瑞雲のやりとりばっかりでした。 地味な回ですが、どうぞよろしくお願いします。
  • 2024年8月31日

    老猟師の話、タイトルにちょっと手を加えました。「老猟師の話、(十寸の鈦槌)」に改題

    タイトルを改題しました。 いつも「タイトルわかりにくいわー」とか「読む人が興味湧くようにせなあかんで」とか、言われてまして…、はい、手を加えました。 でも、「鈦槌…って何やねん?」ですかね。「鉄槌(てっつい)」をもじってます。造語です。意味的には鉄槌と同じですが「鈦」ってチタンのことでして、物語の序盤でソが、 「おじいの知らぬもの、言い表しようがのうて…、鉄や銀、銅、金より硬おう、軽う、錆びづらい…」と言ってる謎の金属の正体です。ソの作る十寸や封の銛は、チタン製で切先だけ炭化タングステンとコバルトを主成分とした超硬合金になっています。 因みに、ソは、不思議な力で地球にある万物を直接こしとって利用することができるってことにしてるんですが、やっぱり得意なものがあってもいいなぁと考えて、ソにとって得意なのがチタン「鈦」だってことにしてます。セラミックとかでもいいかなぁと思ったんですが、またそのへんはいずれ話題にさせてもらいます。 連載のほうは、「第14話 井戸の生首」をUPさせてもらいました。お袖の無邪気な?証言や野鍛冶の証言からボロがでてついに対決に至ります!
  • 2024年8月31日

    「老猟師の話・第13話 ヒノシシ・多々羅雉」更新しました!

    今回は、山怪と十寸がどうして繋がるのか、その設定を書かせてもらいます。 「ヒノシシに続いて多々羅雉の話が出てきますが、こいつらはなんで入らずの山から出てきたのか」 以前、ソが老猟師に、何度も十寸を作ったと語ってましたが、その度に猪や鳥に食われたと言ってました。 ソは山のこぶのところに十寸を生やしましたが、その度に猪などに食われたため、対策を施すようになりました。簡単に言うと「毒入り危険・食べたら死ぬで」というものにしたわけです。 本編でもこのあとふれますが、ソの澱はどんな病や怪我も治すといったレベルではない、とんでもない威力を持っています。十寸は、そんな澱を食べて育っているくらいですが、そこに例えばナトリウムや硝酸アンモニウム(肥料に転用できる?)などが結晶化されて大量に含有されていました。激しく炎上するのですから、もっと違うものだったのですが、そんな毒入り十寸の苗?を食べちゃった猪が燃え上がって、巨大化して転がり落ちてきちゃったと…。多々羅雉は、同地の大雉とオオクチナワが十寸の苗を奪い合った結果生まれた怪物でした。  里の伝承になっている怪物は二体ですが、ソは他にも作っていることになり、もしかしたら、もっと違う怪物・妖怪やもっと違うものも生まれているかもです。 ヒノシシの目撃は、「吉野に都が移る頃」ですので1330年代、多々羅雉は「大坂で大きな戦」ですので1615年となります。この物語は、徳川家光から綱吉の治世に移った1660年頃です。
  • 2024年8月30日

    「老猟師の話」更新しました! 「第12話 少女お袖」

    台風10号「サンサン」が居座ってますが、皆さんいかがでしょうか。 うちも家族が東京からの関西に戻る新幹線が三島で止まってしまったりして、真夜中1時前に新大阪まで迎えに行くことになったりしました。災害に遭われた方々、心よりお見舞い申し上げます。 さてこの台風10号、国際機関「台風委員会」で名前が付けられるそうで、「サンサン(Shanshan/珊珊)」は香港が提案した名称で、少女の名前が由来だそうです。珊珊とは、 身につけた佩玉(はいぎょく)などの鳴る音を表わすそうです。アクセサリーがしゃらしゃらと鳴る可愛い音といったネーミングってことですね。 12話のタイトルにもある「お袖」は、そんなアクセサリーとは無縁な、山深い里のお百姓の娘です。それでも地元の庄屋(縄手屋)に奉公に上がれたのはとても運が良く、本人も楽しく奉公しています。 さてさて、お袖の命名の由来ですが、「ない袖は振れぬ」と言うように、袖には「お金・財産」があることを意味していたりします。また、「袖振り合うも他生の縁」といった人と人との縁を大切にするようにといった意味も含めた「袖」という文字を縄手屋の先代主人からもらっています。 お袖は、14歳の素朴でおおらかな少女です。まだ恋も知らぬ少女の目の前に現れた武者絵から抜け出たような瑞雲はどう映っているのでしょうか。また、そんなお袖の表情や態度を瑞雲はどう見ているのでしょうか。今後それぞれの人柄が更に現れてきます。どうぞお楽しみに。
  • 2024年8月29日

    「老猟師の話」、更新しました!「第11話 山中 若山伏と老猟師」

    石宬瑞雲が、秘薬の探索を始めます。 ちょっと今回のエピソードに出てくる「名前」について、ちょっと設定というか、そのへんをお話します。 「ヒノシシ」…約百年前にこの里に現れた怪物。杉の木ほどの高さまで炎を上げて、転がり駆け下って田で畦を起こしていた牛にぶつかって燃え上がり果てました。その跡には、大きな塩の山ができていたそうです。ヒノシシという名前はこの小説でのオリジナル名称ですが、日本の古い妖怪「一本だたら」とも伝わる妖怪です。一本だたらは、鬼太郎などでよく知られた太い片足の姿で描かれますが、燃え盛る猪が変じたとも伝えられます。古くから奈良県に伝わる妖怪です。 「御祭神」…瑞雲が、「ヤマノクチの社の御祭神」について老猟師に尋ねています。老猟師は、堂守のくせにそんなことに疎く答えられていません。特に本編のストーリーには関係なかったので詳述しませんでしたが、設定上では「天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊・ニギハヤヒノミコト」と「荒波波木神・アラハバキノカミ」としていました。ニギハヤヒは、古事記にも登場し、国を譲った側の神ですが、男神の太陽神です。添(大和の国)の最東にひっそりと残る太陽の神という位置づけにしています。古事記のエピソードと逃げていくしかない十寸を重ね合わせたエピソードもちょっと考えたのですが、お蔵入りでした。アラハバキは、記紀には一切登場しない謎の神ですが、一説では縄文時代から続く神武東征以前の縄文の神…など好奇心をくすぐる存在です。こちらも滅びと上古の存在として十寸に重なるエピソードを考えていたのですが、この二柱の神様編でもう一冊書けそうなので、こちらも塩漬けにしました。 「弓手」…左手、左側という意味です。老猟師は無意識に使っていますが、武芸者が使う言葉でした。弓を持つ手「ゆんで」で、右手は「馬手(めて)・手綱を引く手」だそうです。瑞雲もこんな老猟師の話し方や仕草の端々に違和感を感じています。 「五百棲の山」…塩田万兵衛が使っていた「入らずの山」の古い名称としました。読み方は同じ「いらずのやま」です。因みにこれは、白土三平さんのカムイ伝から頂きました。五百棲の山の伝説が生まれた由来も後述します。 この話以降、展開が大きくなっていきます。どうぞお付き合いください。皆さんの応援が頼りです。よろしくお願いします!
  • 2024年8月27日

    いよいよ悪役登場です

    若い山伏、石宬瑞雲登場です。 二十代前半で色男、剣の腕が立って、行方不明の兄を探しているという大昔の時代物の主人公みたいな設定です。 性格は悪くて、人を陥れるし、利用するし、踏みにじるような奴です。出自についても折々明らかになります。
  • 2024年8月21日

    お楓の病名は天然痘

    庄屋の一人娘お楓(ふう)が流行り病で倒れています。「口の中の発疹」などから、今でいう天然痘であったと思われます。 作中では、病気の快癒の中で十寸と楓に縁ができたことを表したかっただけですが、竹徳利で間接キスしたり、幼い少女と十寸のほのかな恋の物語っぽくなっちゃいました。 後述しますが、十寸が飛嚢から吐き出す息には純度の高い酸素が含まれています。これがちょっと酸素吸入器?のように働いたり…とか、なにかの加減で白い澱の破片のようなもの(十寸の皮膚片でも汗でも)が竹徳利に混入しちゃってたかも知れません。
  • 2024年8月20日

    「添の奥山の尚まだ奥」ってどこよ

    厚さも峠を越えた?でしょうか。皆さまのところはどんな感じでしょうか。 さて、一話の書きだしで、「添の奥山の尚まだ奥」…、それどこやねん??って、ですよね(笑) 大昔、大阪奈良の境界である生駒山から東は、「添(そえ)」と呼ばれておりました。添の県(そえのあがた)なんて記述も残ってます。 2023年に蛇行剣が出土した富雄丸山古墳も添の県です。そこの奥山は、東大寺・春日大社を望む春日山原始林、さらに「尚まだ奥」ですので、大和高原のあたりを指しております。 有名な遺跡とかの地域からは外れますが、縄文遺跡なんかも残る悠久の地が物語の舞台です。 現在の地名で言うと、山添村と月ヶ瀬村(現奈良市月ヶ瀬)の境目ぐらいの架空の山里です。 (あ、ですので、もちろんこのお話はフィクションです(笑))
  • 2024年8月18日

    老猟師の話、再構成して連載させてもらいます

    ご無沙汰してます。 プライベートでオタオタして、ずっとお休みしてましたが、 改めて、「老猟師の話」を連載し直そうと思ってます。 転生ものじゃないし、舞台は江戸時代で、うけるストーリ展開にはなってません。主人公は、年齢不詳のおじいさん(老猟師)と、約30cmの異世界?の男の子。異能も使いますが、ちょっとリアリティに寄せたんで全体に地味な話かもですが、ちゃんとオチまでいきます(笑) 一応、以前から書いている「Q」の前世の話のつもりです。 徳川家綱の時代、大和の国と伊賀の国の間の架空の所領(伊藤家所領)の山の中から始まります。こう書いてるとわけわかんない感じですが、どうぞお付き合いください。
  • 2023年9月3日

    残残暑お見舞い申し上げます

    体の四割が溶けております。 皆様はいかがおすごしでしょうか。 夏休み(8/7-8/16)を生かして、懸賞小説を3つも書き下ろしていました。 お陰で指は吊るは腰は痛めるわでした。 ようやく、体勢を整えて通常の仕事再開でございます。 毎日、インスタに「Q(誕生篇0)」をあげさせて頂いています。 また、公開用に「老猟師の話」、これはようやくクライマックスです。 もう少しピッチあげたいのですが、エネルギーが足りません。 実は60歳になってしまって…もうあとは衰える一方なのかもです。 こんな私ですが、皆様の応援が頼りです。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 2023年8月6日

    インスタグラムでQエピソードゼロから連載中です

    自分的には気に入ってる作品です。 1971年が舞台ですので、 ある人には 懐かしくある人には新鮮かもです。 よろしくお願いします
  • 2023年8月6日

    夏休みに入りました

    物凄い夏ですが、 いかがお過ごしでしょうか 奈良の山奥に住む私は、草刈りに戻らねばなりません。 めっちゃタフです! んで、草刈りのお供は、蚊取り器と、牛乳です! え?スポーツ飲料じゃないの?と思われたかも 知れませんが、自宅にスグ戻れたり、かちっと冷やせるなら、最高です! 他にはトマトジュースなんてのを常備しています! みんなで真夏を乗り切りましょう!
  • 2023年7月9日

    老猟師の話・登場人物欄追加しました

    いつもありがとうございます。 老猟師の話、地味なタイトルで地味な展開でしたが、本題に入るに従ってヒリヒリしてきたかなあと思っています。 今回は、登場人物の欄をちょっと追加しました。 https://kakuyomu.jp/my/works/16817330657525178069 本編は、老猟師たちも、敵役の瑞雲も絶体絶命のピンチに陥ります。 どうぞ、お楽しみに(もしよかったら)!
  • 2023年7月8日

    それいけケマコ(閑話休題)アップしました

    いつもありがとうございます。 「それいけケマコ」の第九話として、「稲荷神社(閑話休題)」をアップしました。 本編のストーリとは直接関係ありませんが、 与太話としてご笑読頂ければ幸いです。 https://kakuyomu.jp/my/works/16817330659200847444/episodes/16817330660051217768
  • 2023年7月8日

    老猟師の話 陣屋の地下牢から脱出です

    いつも応援ありがとうございます。 老猟師の話の続きをUPしました。 第26話 倒壊爆発 庄屋の娘お楓、瀕死の老猟師・奉公人の少女お袖が閉じ込められた地下牢で倒壊爆発が起こります。 第27話 長屋門の狂少女  炎に包まれる納屋の揺らめく灯に映し出されて、長屋門の上に、狂気をはらんだ少女が浮かび上がります。 応援を頂いて本当に励みになっています。どうぞよろしくお願いします。
  • 2023年7月3日

    それいけケマコの続き

    それいけケマコ(コメディ)は、 道産子キタキツネが京都伏見のお稲荷様の 眷属修行に大阪下町の燈籠稲荷を拠点に頑張るお話です。 主人公ケマコや取り巻く人たちの成長や 人情を描けたらと思っているコメディ作品です。 今、眷属なった「いきさつ」といったところを書いています。 どうぞ一度、覗いていってくださいませ。 応援を頂けますと、本当に励みになります。 どうぞよろしくお願いいたします。
  • 2023年6月21日

    「それいけケマコ」連載始めました

    いつもありがとうございます。 以前短編で書いていた「それいけケマコ」を再構成しました。 「ちょっと明るくて笑える話書いてみたら?」 なんて感想を頂いて、ちょっとは明るい話を書いてみようと思ったのがきっかけでした。 書いてみると、笑える話って「間」とか「台詞」とかが、すごくむつかしくて(笑) コメディが一番難しいと言いますが、実感してます。
  • 2023年6月9日

    連載、一話あたり何文字くらいがよい?

    台風が立て続けに来襲してましたが、皆さまいかがだったでしょうか。 私の住むところ(奈良県の山間部の村です)も少なからず被害がでておりまして、来週も応急対処の工事に行ってきます。 さて、「老猟師の話」第十話まで掲載いたしました。 二次創作ではないので、イメージが湧きにくいかもですが、どうぞ一度お読み頂けたら嬉しいです。 ところで、連載一話あたりの文字数って、どれくらいが読みやすいでしょうか。 2500前後って長いでしょうか。よろしければご意見お願いします。
  • 2023年6月5日

    「お耳」「お耳(続編)」

     台風二号は、すごい雨台風でしたが、私の住んでいるところでもかなり被害がでました。皆さんのところはいかがだったでしょうか。  さて、「お耳」を掲載させて頂きました。 江戸時代、享保10年の大坂城下が舞台です。 江戸時代に書かれた大坂城を紹介する「金城見聞録」にあった「上屋敷の怪異」から着想のヒントを得たお話です。城代戸田大隅守は実在の人物で、大坂夏の陣で自害した大野修理治長の亡霊なども登場します。  続編は、怪異の謎解きと主人公お耳が体験した不思議な出来事を中心にしたお話です。  お読み頂けたら嬉しいです。応援よろしくお願いします。
  • 2023年5月28日

    「老猟師の話」の連載を始めました

    お久しぶりです。 23年の5月も雨が多くて、このままで梅雨に入ったらどうなるんでしょうか…。 さて、「老猟師の話」をUPさせて頂きました。 江戸時代の山奥に暮らしていた年老いた猟師が主人公です。 老猟師は、禁足地の山で不思議な十寸ほどの少年を見つけ、その少年との不思議な暮らしが始まりました。 もしよろしければ、ご笑読下さい。 どうぞよろしくお願いいたします。
  • 2023年2月24日

    ケマコとテンゴ、書き終えました

    ちょっと前に思いつきで書いたものですが、 下町の小さな祠の稲荷神社の眷属の狐・ケマコを主人公として短編です。 軽めの話で、軽めのオチです。 どうぞよろしくお願いいたします。
  • 2023年2月7日

    「みるたまり2」

    以前、書きました「みるたまり」の続編を書きました。 人の穢れを食う妖怪です。 いったん滅ぼしたはずでしたが…
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  • 2022年12月10日

    怪談:いんのつぼ 書きました。

    「いんのつぼ」、短編です。10年以上前ですが、一時ダムの職員をしていました。一人で当直をします。結構寒々して怖いのですが、当直の頃聞いた音を素材にしました。どうぞよろしくお願いいたします。 https://kakuyomu.jp/works/16817139558337185305/episodes/16817330650562365181
  • 2022年12月1日

    インスタグラム始めました

    なじみの床屋さんに、インスタグラムの使い方を教わりました。今まで、皆目わかっていませんでした。 「小説書いてるなら、上げたらどうですか」と知恵もつけてもらいました。  カクヨムでは一話まとめて、インスタグラムでは、随時連載みたいにできたらと思います。
  • 2022年11月23日

    「怪談:みるたまり」:短編集、追加しました

    https://kakuyomu.jp/works/16817139558337185305/episodes/16817330649926203184 先日、ちょっと怖い夢を見ました。目が覚めて、その夢に出てきた妖怪を登場させた短編を書いてみました。 もうちょっと内容をふくらませてもいいんじゃないかとも思いますが、「地方に残る怖い話」的なテイスト?でそのままにしました。 ご笑読頂ければ幸いです。
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