作品を通して、記憶という部分を書き込んでいますが、忘れてしまって初めて幸せだったことを知る機会って誰にでもあると思っています。
それは美化されている要素もあると思いますし、何気ないやり取りこそが一番楽しかったなんてこともあると思います。
夕陽が過剰に忘れることを怖がるのは、やっぱり忘れて初めて幸せだった事実を知ったからだと思います。
両親を失った時、杏子を失った時、その事実を受け入れられず、逆に忘れようとする防衛反応が働いていました。
しかし涼と出会い、新たな幸せを知ったことで護らなくても良くなったことから、今度はまた逆に忘れることが恐ろしくなったのでしょう。
人間って繊細で難しい生き物ですね。
この作品のストックが無くなりつつあることも怖いです。