「かかれーっ!」
「突撃、開始ッ!」
両軍の指揮官が采配を振るうと同時、両軍が声を上げ、獲物を握りしめて敵軍に突撃する!
槍がうなりを上げ、刀が弧を描いて風を切り裂き、盾が敵の刃を受け止める。小太刀が槍の先を打ち払い、滑り込むようにその懐に飛び込んで一撃を加える!
つばぜり合いの火花があちこちで咲き乱れ、獲物を振るう風切り音が戦場を駆け巡る。
気合いと怒号、そして踏み鳴らす足の地響きが、その場をさらなる興奮と闘志の舞台へと引き上げる。
今は古の戦国の世……ではない。
ここは騒乱明け暮れる異世界ファンタジーの世界……でも、ない。
「見つけた! みきみき、さぁ勝負よっ!!」
右手に大刀、左手に脇差を構えた二刀流の少女が、軽やかにステップを踏みながら、ひとりの戦士と相対する。
「たまたま……貴方では、私には勝てない」
薙刀を袈裟に構えた黒髪の少女は、凛とした佇まいを崩さないまま、冷徹な瞳で相手の色黒の少女を見据える。
静と動、陰と陽、清楚と躍動。
そんな対照的な女性剣士二人が今、戦場の真っただ中で、最後の雌雄を決する――
2030年。岐阜県、関が原古戦場広域公園の特設会場。全国スポーツチャンバラ選手権、〝大合戦〟
徳島県代表、国分寺国際ハイスクール2年、玉木環(たまき たまき)
石川県代表、土岐第三高校3年、三木美樹(みき みき)
――運命に導かれたライバル二人が、今、その剣を交える――
お久しぶりです、素通り寺ッス。
ここしばらくカクから離れつつアイデアを妄想していた所、梶野カメムシ様の近況ノートで「スポチャン(スポーツチャンバラ)」という、小説ネタとしてとんでもなくオイシイ競技を知る事が出来ました。
なんと梶野様はその道場の師範だとか(驚!)
スポチャンの動画とか見てますます創作意欲が湧いて来たので、もう少し練り込んで形になったら連載したいと思います。もともとバトルものとか書くの好きなので。
前回予告の「チート・キラー」まではまだ余裕があるんで、去年の「金髪のベガ」のノリで連載開始しようかな、と。
乞うご期待!