こんばんは🌙
新シリーズ、『RE:VERSE一命珠盤の守護騎士一』を公開しました。
今回の近況ノートでは、あらすじや世界観についてご紹介したいと思います😊
〈あらすじ〉
この物語の中心にあるのは、無閾界(むいきかい) という世界です。
そこでは、「身の丈以上を望むこと」が罪とされ、人は自ら選ぶことを許されません。
好きなものを食べること。
望むように、表現すること。
そして……未来を思い描くこと。
そんな、本来なら当たり前であるはずのことさえ、奪われたことすら気付かずに消えていく。
けれど、その歪みのなかで、
六つの世界から落ちてきた守護者たちが出会い、
ひとりの少女を中心に、物語が動き始めます。
〈六つの世界と登場人物紹介
ー個性あふれる五人の守護騎士・謎を秘めた“鍵を握る”少女。〉
①観雲 時雨(みぐも・しぐれ)
現世で命を落とした刑事。
鋭い観察眼と、人の痛みに敏感すぎる心を持つ。
クールで静かだが、放っておけないものを前にすると、自分を顧みずに手を伸ばしてしまう。
【異能スキル】
・捜査・観察
・嘘の判別(同僚からのあだ名は「歩く嘘発見器」)
・空手黒帯
・撃術も優秀。
〈透視感応ーSilent Call〉
対象の“感情の残滓”や、SOSが聴こえてしまう。
<共鳴追跡ーSilence Tracer->
行動パターンから追跡することができる。
【現世(げんせ)/時雨の世界】
現代日本と似ているように見えるが、治安悪化と階級の固定化が進んだ”半ディストピア都市”。
②祈想 透月(きそう・とうづき)
禁忌を破り、月の世界から飛び込んできた
月使官。
愛する人を見送ったあと、存在意義を見失っている。
穏やかで優しく、誰よりも魂の痛みを感じてしまう存在。
【異能スキル】
〈植命珠〉人に能力・命・希望の“芽”を与える。
<痛点視>世界・人の痛みが赤く視える。
【幽月世(ゆうげつせ)/透月の世界】
時間軸の概念が希薄。
"月使(げっし)"と呼ばれる数百名の魂の案内人たちが緩やかに維持している世界。
住民の価値観は「魂は月へ還り、再び降りてくる」という再生思想に基づく。
音よりも"光”に近い言語体系を持つ。
③青海 星音(あおみ・しおん)
無閾界の未来実験区域ー感情を持つことが“異常”とされる世界に生まれる。
廃棄されたものの、ある事件で目を覚ました、
争いを好まない異色の戦闘用ヒューマノイド。
純粋で好奇心旺盛。小夜にとっては、夢や希望を初めて与えてくれる存在。
【異能スキル】
〈インシデント・レスポンダー〉
パニック状態の人を物理的に保護し、
安全圏へ「搬送」しつつ、事態の収束を図るスペシャリスト。
<千想予測(せんそうよそく)>
起こりうる未来を1000通り同時に演算するシミュレータを持つ。
【無閾界<未来実験地区>/星音の世界】
高度最適化文明のさらに"その先"。
生命と機械、生物と情報の境界線が消えつつある未来。
法律ではなく"最適化アルゴリズム"がすべてを決める。
個性・欲望・感情といった”不確定要素”は危険と判断され、制・調整・削除の対象となる。
ヒューマノイドは人より厳しく管理されている。
④佐伯 真生(さえき・まお)
一千年の祈りの果てに目覚めた、
記憶と祈りを司る法力者。
語られぬ記憶、欠けた物語、失われた名前。
その哀しみに静かに触れる慈悲の手と、
苦痛の奥に沈む闇を暴く智慧の眼を持つ。
【異能スキル】
〈語核陣(ごかくじん)〉
真生が発する言葉が空間そのものを"定義”する。
<念動律(ねんどうりつ) >
言葉ではなく祈りで、物も心も動かせる"共振”の力。
【過去世/真生の世界】
平安時代を基盤とした”物語が世界を構築する時代”。
語られたものだけが実在し、記されなかった存在は世界から消えていく。
文官が圧倒的な力を持ち、陰陽師・記録官・語り部が政と精神の中心にいる。
⑤瀧鈴 如空(たきすず・じょくう)
風の祈りを纏う風律師・この物語の語り手。
数千年の修行を積み安息へ辿り着いたものの、
魂を混沌から導くため、その楽土を捨てた存在。どこか人間離れしていて、けれど誰よりも優しい眼差しを持っている。
【異能スキル】
〈リバースプロトコル〉
相手が出す「次の一手」を読み、強制的に書き換える。
【祈風世(きふうせ)/如空の世界】
時間の流れが極めて曖昧な、謎の世界。
「風が記憶を運び、季節が魂を選ぶ」独自の時間体系を持つ。
過去と未来が混ざり合い、世界そのものが
流動している。
⑥白納 小夜(しろの・さよ)
無閾界で生まれたが、物語の鍵を握る少女。
理不尽な世界で育ち、“選べないこと”そのものを抱えて生きてきた。
世の中を達観し、人生を諦めかけている。
また、特定の人物の顔だけが識別できない特性を持つが、それにはある秘密があった。
【異能スキル】
<閾眼>
人の限界値が幾何学模様で見えてしまう
〈emotional-formula〉
感情の数式を持ち、
人の感情や危険度を推測できる。
【無閾界(むいきかい)/小夜の世界】
時代の概念が崩壊した世界。
16世紀のような貧困構造と、中途半端な未来技術が同時に存在している。
人は自分を定義することを禁じられ、
"与えられた役割だけ”で生きるよう強制されている。
上層はCCI(選択指数)を独占し、下層は選択肢そのものを持たない。
"監視者(モニター) "と呼ばれる無機質な制度が市民の行動をリアルタイムで採点し、CCIを操作して人生を決める。
「欲望=罪」という思想が根深い。
幸福を望むことは"贅沢の(とが)"として罰されてしまうディストピア。
〈描きはじめたきっかけ〉
どこに生まれ、どう育ち、どの道に進むか…
人間は1日に約3万5,000回もの選択・決断を
無意識、意識下で行っているそうです。
転んだ日も、立ち上がった日も、
自分が選んできたはずの人生。
そう思ってきました。
けれど……
自己責任だと言われてしまう時代に、
私はふと立ち止まりました。
私が好きなドラマ、MIU404の志摩のセリフがあります。
【誰と出会うか、出会わないか。
この人の行く先を変えるスイッチは何か。
その時が来るまで、誰にもわからない。】
あのドラマのピタゴラスイッチのように、
「誰と出会うか、出会わないか」で、
運命が、大きく変わってしまうとしたら。
しかも、選択肢そのものが初めから削除されていたとしたら——
それは、本当の「平等」なのだろうか?
そんな問いから、この物語は生まれました。
この物語もまた、出会いによって、失われた選択肢や未来が少しずつ書き換わっていく話になれば…と思っています。
ぜひ、お楽しみいただけたら嬉しいです。