咲哉の本体は「下手の横好き」でできています。
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この週末、都内で開かれていた蘭展に行ってきました。
「蘭展」と名のつくものは、
かの有名(?)な「世界らん展日本大賞」のほかにも山ほどありまして、
主催が異なれば趣きも偏りも異なります。
と知ったのはいくつも行くようになってからですが、
正直に言って、見るだけの自分でも、
好きな蘭展と苦手な蘭展が分かれてきました。
何が、と言われるときちんと説明はできませんが、
空気がいろいろ異なるんですね、
会場のせいももちろんありますが。
蘭展では、
当然のようにコンテストがあります。
コンテストで上位に行くには、「お約束」があります。
本人の思い入れは基本、反映されません。
育ててきた年数は、
株に反映していれば成績に影響することがあります。
出品者は……たぶん、影響します(←これは主観)。
来客がきゃあきゃあいう株と、
賞の上位がだいぶ違うことがあります。
審査基準によっては、
同じような花しか「そもそも選ばれようがない」
という尺度があります(香りとか)。
賞レースに全力を注ぐ方がいます。
プロのナーセリーとして、
裏付けとしての評価を必要とする方がいます。
勧められても決してコンテストには出さない、
「知る人ぞ知る名手」がおいでになります。
そして、私のような下手の横好きがおります。
違う世界と言いつつも
どこかで見たような形容が並びます。
チューリップと、バラと、クレマチス、
アジサイと、アサガオと、
パンジー、ビオラと、クリスマスローズ、
通年やるなら多肉植物、それも現地の直輸入。
この辺を押さえていないと、
園芸ファンのサイトで「イイね」は付きません。
一年草ならブランド苗が必須です。
どんなに見事に作っても、
「名無し」は「へぇ、頑張ったね」で終わります。
ちなみに私の大好きな胡蝶蘭は、
「たくさん売られて消費されるもの」であって、
育てるものとしては低評価です。
「あれは簡単だもんね」が合言葉です。
「格上」の愛好家との間には越えられない壁があります。
羨んでも始まりませんが、
羨まないほど心広くもありません。
心広くはありませんが、
他人の株より自分の株に愛着はあります。
愛着を賞レースの基準では測れません。
というのは建前で、
そんなお金と時間はありません。
評価は結局、
そこに全てを惜しみなく注ぎ込めるひとのものです。
括ればたぶん私も「園芸愛好家」だし
括ればたぶん私も「書く人」です。
ですけども、
世界のあっちとこっちで、見える景色が違うと言って、
競ったり謗ったり、するのはやっぱり苦手ですわ。
※画像は自分で育てている蘭です