弥生　菜未

湖珠くんへ。 私はこの気持ちを忘れたくない。 今の関係が当たり前になって、「好き」という気持ちが消えてしまうことが怖い。 だから、言葉にします。 正直すぎるくらいのこの気持ちを伝…

一番嘘をついてはいけないだろう相手に、嘘をつきました。 これは言い訳です。 でも、常々思っていることです。 だからどうか、許してもらえますように。

「風の香り」という言葉を使ったら、詩的だと言われました。 なぜだかそれがやけに引っかかって、考えてみた話。

愛しさを胸に、恋情を言葉に――――。 これはきっと、一言にはおさまりきらない、想いの欠片。

力になりたい。力になれない。 泣いてしまいたい。泣いてはいけない。 私には無理かもしれない。それでも諦めたくない。 憧れだけでは乗り切れない、葛藤の日々と新たなる決意。

恋をしました。 赤裸々な想いと葛藤。 すべてを手紙に込めて。 どうか、私の想いが届きますように。

報われなかろうと、救われなかろうと、それでもぶつかり合って生きていく。ままならない現実を。 これは切実なる想いが起こす、姉妹戦争。 ※かなり過激（暴力的）な表現があります。 予…

この世界で魔女、魔法使いと呼ばれる人間は、魔法を使える代償に不治の病を抱えている。 セリは長い間魔女と旅をしていたが、それも"限界"を迎えようとしている。 セリが「お姉ちゃん」…

アンデッドとしてこの世界に戻った。 生前の記憶はない。 『何度でも再生する身体』 『花を蘇らせる能力』 『自由』 それだけがここにある。 本当は、目的のない旅だったのに――――。

重力、責任、現実、人間関係――――。 それはすべてから解放される、一瞬の幸福。 夜の街を鳥瞰する、不思議な日々と私の物語。

勉強に対する忌避感。 腹の底から湧き上がる負の感情。 自分の意思に反する身体。 理想、そして現実。

病を抱えた私は旅に出た。 発病をきっかけに魔法が使えるようになり、体内を巡る魔力によって生かされている私。 余命は五年。 私は"今"の生き方を知らない。 これは、命を考える物語。

○でも×でも△でもない形があったら。 正解も不正解もない。否定されることもない。 僕はそんな存在になりたかった。