私が初めて読んだ東野圭吾作品は、どちらかが彼女を殺した、でした。
読者に推理させるタイプのミステリーは初めてで、戸惑いと衝撃と、そして挑戦に対するドキドキがありました。以降、シリーズを追いかけていました。
探偵ガリレオも大好きでした。科学のトリックも面白いし、背景にある動機や結末が、自分を一人の登場人物であるかのような、何とも言えないやるせない感情を抱いていたのをよく覚えています。
白銀シリーズも面白いし、幻夜やさ迷う刃、殺人の門などなんというかもう『あああっ!』と蹲って嘆きたくなるような作品があるかと思えば、ナミヤ雑貨店や使命と魂のリミット、手紙、時生など人情味あふれる作品も大きな影響を与えてくれました。
短編系も面白かった。天使の耳が一番印象に残っているけど、他にも犯人のいない殺人の夜も素敵でした。ちょっと古いかもしれませんが、宿命やゲームの名は誘拐、天空の蜂、鳥人計画、他にも多くの作品が私の人生を豊かにしてくれました。
これほど多くの面白い作品に出会えて、本当に幸福でした。
東野圭吾先生。私の人生を彩ってくれて、本当にありがとうございます。
ご冥福をお祈り申し上げます。