少し遅れましたが書きたかったのでクリスマスSSです。
最初ルナがあまりにも過激すぎたので少し抑えめにしました……ルナ、恐ろしい……
◇
今宵はクリスマス。
世間のカップル達にとってはまさに天国のような日だろう。
「いやぁ……やっぱクリスマスは家でくつろぐに限る……」
俺は特に出かけることもなく、家で待ったたりしたクリスマスを過ごしていた。
外はカップルだらけだし……しかも寒いし……出る理由なんて一つもない。
『蒼太、これがクリぼっちか?』
(うるさい黙れ)
『おっと、お主には我がおったのだったな。すまぬ』
(おい、何が悲しくてお前とクリスマスを過ごさなきゃならないんだ。それならクリぼっちの方が百億倍マシだわ!)
全く、この魔神の相手は疲れる……
それにしても俺もプレゼント欲しいなぁ……
そう、クリスマスといえばプレゼント。むしろこれがメインイベントと言っても過言じゃない。
……曇らせのプレゼント……届かないかなぁ……
俺にとって昔からクリスマスとはサンタという名の曇らせの女神様にプレゼント(曇らせ)をお願いする日だ。
きっと叶えてくれる……俺はサンタ(曇らせの女神)を信じてるからな!
さてと……せっかくのクリスマスだし……これまでの魔法少女達の戦いの総集編でも見て楽しむとするか!
クリスマスに大好きな魔法少女を見る……ふふ、我ながら最高のクリスマスじゃあないか。
と、その時。
俺の部屋の窓が突然開いた。
「メリークリスマス、蒼太」
そこからさも当然のようにルナが入ってきた。
は!? ルナ!?
魔法少女に変身しているルナは相変わらず可愛いが、一ついつもと違うのは頭にサンタ帽をかぶっていることだ。
「うぉい! なんで窓から入ってきてんだ!? てかなんで俺の家にきてんだよ!」
「サンタだからよ」
「こんな強引なサンタがいてたまるか」
まさかルナが来るなんて……俺のサンタ(曇らせの女神)は来ないなのか!?
「……ちなみに一応聞くけど、今日はどういった御用で?」
「今日はクリスマスだから、あなたにプレゼントを届けに来たの」
「えっ? マジで?」
「ええ……もちろん……♡」
曇らせの女神からのプレゼントが一番嬉しいとはいえ、プレゼントを貰えるなら貰う。
「準備するから少し目を瞑ってて」
「りょーかい」
お金だったりしないかなー!
そんな期待をしながら待っているとルナの声が響く。
「目を開けて」
その声に目を開ける。
目の前にいるのは相変わらずめちゃくちゃ可愛いルナ。だけど、さっきとは違い、体に赤いリボンを巻いている。
「あれ? 俺のプレゼントは?」
「あるわよ」
「何処に?」
「此処に♡」
ルナは自分自身を指差す。
なるほど……よくあるプレゼントはわ・た・しってやつかー! ……いや、うん、なんで???
「なんで、そうなる???」
「もちろん、当然元から私の心も体もあなたのものだけれど」
「別に違うと思う」
「今日は私からたっぷりあなたにプレゼント、させてもらうわね?」
ルナは蠱惑的に微笑み、こちらに迫る。
どうしよ……この状況……
「えーっと……とりあえず、遠慮するわ」
「遠慮しないで。まだ、聖夜は長いもの」
あー……やばい……これ、どうにもならんかも……
「今宵は一緒に楽しみましょ? 蒼太♡」