先日、イケオジコンテストなるものがありましたが、実はうちにもイケオジがおりまして。
と言っても、眉目秀麗だとか、美形がそのまま年を取ったとか、そういうイケオジではありません。
行動やセリフがイケてるキャラになっております。
それは、リーナの上司である治癒局長のトーゴさんです!
どのあたりがイケてるかと言いますと……。
リーナが冤罪で新聞沙汰になったとき、彼は部下である彼女を決して見捨てませんでした。
清濁併せのむ形で、知恵を使って辺境へ一時避難させたんです。
本来、彼はオーウェンのことを「この野郎」と思っているはずです。
オーウェンが突然婚約して、ショックを受けたリーナが呆然と仕事をしているのを見ていますから。
それでも、リーナを逃がすためならオーウェンの協力の申し出も受け入れる。そういうところが、トーゴさん、大人の男だな~と思ってます。
少し時を遡りますが、婚約式の日、彼はリーナにこう告げました。
「お前、今日は使い物にならないから帰れ」
口は悪いけれど、内心では痛ましくて見ていられなかったんだと思います。
結婚退職の相談も、トーゴさんはしぶしぶながらも乗っていました。
でも、リーナは男爵家で相手は伯爵家。この世界の一般常識では泣き寝入りするしかない。「泣きたいなら早く帰って泣け」というつもりだったのだと思います。
そもそも、リーナに地方巡回を勧めたのもトーゴさんでした(裏設定)。
彼女を見込んでのことで、だからこそ戻ってきたリーナに副局長の打診をしていました。本当に目を掛けていたんです。
そして、リーナを王都へ戻すタイミングもちゃんと計っています。
オーウェンと話をしたときに仕事に忙殺されていたのも、リーナの席を空けておくため。地方巡回のキャリアを治癒局で活かして欲しかったんですね。
リーナのいなくなった穴は大きく、部下たちも困っていましたが、
「ああ、俺がやっとくよ」とトーゴさんは頑張って仕事を引き受けていました。
叩き上げですからね。治癒局内の仕事は何でも知ってるし、やれるんです。
さらに、黒幕が誰かについても長年の勘で当たりをつけておりました。
だからこそオーウェンにもボソッと警告してました(第57話)。
彼は決してエリートではなく、採取の実績と面倒見の良さで局長になった男です。
そもそも治癒局自体、この世界では魔法弱者のレッテルを貼られたような部署なので、出世コースとは言えません。
そして聖人君子でもないので、ずっと残業続きでやってられなくなると、息抜きに「薬草園に水撒き」と称してサボりに行っちゃいます。
こっそり一服もしちゃう。
でも、サボりに行く場所が薬草園というのも彼らしいところです。
本来は、定期的に山籠もりをして、野性の勘と体を鍛えつつ、旬であったりレアな薬草を探したりする生活をしている人なんです。
ここで裏設定を。
野生児だったトーゴさんは腕っぷしが強いので、大人になって一度、王立騎士団に入っています。
そこそこ魔力もあるので入団できたのですが、「でもここは違うな~」と思ったんでしょうね。
魔力や薬草の知識を、敵を倒すことでなく、仲間を癒すことに使いたかったんだと思います。
王都で務める傍ら、たまに野生児ならぬ「野生のおっさん」に戻り山に籠っているので、筋肉も隆々としています。
猪くらいまでなら素手で倒す。食べるために。
ただ、ここ最近はお腹が出て来たのが悩みです(笑)。
相手がエリート聖騎士だろうと伯爵家のボンボンだろうと、駄目な青二才は鼻で嗤うようなところがあります。
オーウェンが「意識ないのに行動することありますか?」と聞いてきた時も、思わず小馬鹿にして笑ってました。
トーゴさん自身が二日酔いの常習犯でもあるので、オーウェンの件も深酒が原因だと思ってましたからね。
そんな、ダーティで人間くさいトーゴさん……。非常に推しでございます!
これから終盤にかけても登場します。
トーゴさんの活躍をお楽しみに~(´ω`)ノシ