夏☆しちゃってるBOYだ!(挨拶)
さて、今月の偽教授杯は久々に画題杯をやります。初期にはよくやってたんだけど、最近めっきり減って久しい出題形式になってたやつです。
まず、以下二枚の絵を見てください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B5%E3%82%92%E8%AA%BF%E7%90%86%E3%81%99%E3%82%8B%E8%80%81%E5%A5%B3#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Diego_Velazquez_-_An_Old_Woman_Cooking_Eggs_-_Google_Art_Project.jpg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%81%AE%E6%B0%B4%E5%A3%B2%E3%82%8A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:El_aguador_de_Sevilla,_por_Diego_Vel%C3%A1zquez.jpg
いずれもスペインの大画家、ディエゴ・ベラスケスの若い頃の作品なのですが、二枚両方、左に描かれている少年は同一人物であると一般に解されています(モデルが同じ人だろうと言われている)。なので、みなさんが書かれる題解き小説では、それぞれの少年が「同一人物である」という前提で話を書いてください。
さて、お題ですが、これら二枚の絵が作中でモチーフとして使われるような内容の小説を書いてください。作中で二枚の絵のどちらが先に来てどちらが後に来ても構いません。
以下、二枚の絵について一般論としての解説を加えます。この解釈の通りに小説を書かなくてもいいですが、調べるのも大変だろうと思いますので、手元のベラスケス画集の解説を紹介しておく、ということです。
まず一枚目、『卵を調理する老女』。1618年、ベラスケス19歳のときの作品です。右の老女は、火鉢にかけた鍋で卵を調理しています。茹でているのか、揚げているのかはよく分かっていないらしいです。テーブルの上にあるものは右から順にピッチャーが二つ、タマネギ、乳鉢、陶器の皿、そしてその下にニンニクが置かれています。少年が右手で抱えている丸いものはメロン、左手に持っているものはワインないし酢であると解釈されます。
そして二枚目の絵。『セビーリャの水売り』。1620年頃の作品と言われています。手前の人物が水売りです。南スペインは暑く、また飲み水が貴重であったため、素焼きの甕(手前)に入れた水を売り歩く商人が多かったそうです。素焼きの壺には放熱作用で水を冷たく保つ性質があり、彼ら水売り達は重宝されていたといいます。
さて、絵については以上です。実際の絵の舞台は17世紀のスペインなわけですが、そこは無視しても構いません。何なら異世界ファンタジーにしようがどうしようが自由、ということです。
さてここで毎度の説明です。偽教授杯というのはわたくし偽教授が出す(だいたい異様に難しい)お題をクリアした小説を投稿すると投稿作品の中からグランプリなどが選ばれ、また全作品の寸評が発表されるという一連の企画のことです。
さらにレギュレーションいきます。
・企画の公表後に新しく執筆して公開され、かつ完結している書き下ろし文章であること。
・一人あたりの参加作品は“一作品”まで。
・設定ジャンルは自由とする。
・文字数は「999文字以上9999文字以内」。
・公式非公式のイベント・自主企画等と、上記に反しない限りは重複参加OK。
・生成AI等の利用は自由、利用について明示の義務もなし。
以上です。そして今回の審査基準は。
1、二枚の絵が巧妙にモチーフとして消化されているか。
2、小説として優れた作品であるか。
3、1を2に優先するものとする。
全作品の中で一作品をグランプリに選出し、また所定の基準を満たした全参加作品に、主催者である偽教授が寸評を記します。
締め切りは7月いっぱいです。
結果発表の時期ですが「締め切りから一ヶ月以内」です。つまり、8月末までには発表するということです。
では、ふるってのご参加お待ちしております。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「偽教授画題杯2025summer」を選択してください。
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
きょうじゅなのだ ペンネーム神笠京樹。 またの名は偽教授。 主に自主企画「偽教授杯」を主催している人。 年一ペースで「偽物川小説大賞」というのもやってます。 長編はこっちの方が多いです。 ノベル…もっと見る