「色街」を含む小説

『この世の楽園』と称される観光産業国アノマイヤ。その首都、ヒュディアは『歓楽の都』の異名を取る魅惑の街。 劇場、カジノ、酒家街、色街。 ありとあらゆる歓楽が揃うこの街は、綺麗…

死も終わりもなく永遠の今を生きる街、リリカポリス。 8人の女王が統べるこの街は、一番楽しかったあの頃をいつまでも繰り返す。 ”女王を殺す力”を持ったつむじは、その力を狙われるな…

哲学科の４年生、一ノ瀬瑠奈が出会ったのは、ゲイバーのママと霊媒師という二つの顔を持つ最強オネエ、神田川ナツコだった。 ひょんなことからナツコの抱える霊障事件の解決に立ち会った瑠奈…

今でこそ仙人の様な枯れた日々を送っていますが、本来人一倍負けず嫌いで、屁理屈屋の自分が、自身の内に湧いた難題に決死の抵抗を試みる様を綴った雑文です。果たしてその結果や如何に？ …

淡雪様の詠んだ短歌を元に、色街アゲハが物語を紡ぐ、そんな試みです。

百年の時を経た現代に於いても、未だその正体の今一摑めないシュルレアリスム、ダダイスムについて、素人考えながら私こと色街アゲハが解説する文章です。割と思い付きで書いているので、合っ…

　色街の新造（下女）メイルは病気の母親のため、整った容姿を使って客を相手していた。だが、彼女、いや彼は表向き公表はしていないが、紛れもなく「男」であった。 そんなことが理由か人気…

色街の華と噂される用心棒の青年は珍しい瞳の色をしていた。 右眼が碧で左眼が緑のオッドアイ。 そして花街の花さえ放っておかない美貌の持ち主。 ついた渾名が「オッドアイのラス」 彼は…

【KAC2024】

色街・ドゥール＝ヴェルテシアの片隅で交わされる渋皮の思い出。 女衒と娼妓の腹に秘めた想いとは。 拙作「フォーン帝国列世記」の世界を下地に書いた番外編です。本編を全く知らなくても…

　日ノ本一の遊廓とは名ばかりで、この色街は人間の見世物小屋だ。 　来る客のほとんどは獣人や人外で、何が愉しいのか人間の女と夜を明かす。普通に抱く者もいれば、面白可笑しく観察し…

血飲み（吸血鬼）真祖のソーシャルワーカーと人狼の探偵、血飲みに襲われた被害者とその家族。 鬼籍者と人間の入り交じる街、＜キタシン＞の物語。 登場人物 犬神融……キタシンを主な活…

とある風俗街に伝わる、霊が出る店の話。 しかし、聞き集めたところ、肝心の霊の描写が異なっている。 私は集めた話を分類し、怪談の源流、分化の流れを推察する。

昭和四年の春のことである。男女の心中事件が世間を賑やかしていた。若い男女が桜の木の下で心中を図ったのである。それに触発され模倣する者が現れた。その様な中、ある色街で男女の遺体が発…

色街、珪花壁（けいかへき）。千年の歴史のある市井で、青怜は妹のために守人を務めていた。ある時、大切な妹は怯えていた。「……怖かったです。とても怖くて、私」――向かいの楼に入ってき…

時代は１４世紀の中国。 繁栄を極めている大元帝国に、現代からやって来たひとりの女性が。彼女の名前は雪花。転落事故でこの時代へタイムワープしてしまう。天から落ちるようにしてやって来…

色街で起きた事件を捜査する為に青年達がお店で働いたり働かなかったりする話。 ↓登場人物 アズラエル……色々あって昔男娼をしていたことがある。 希……今回はいつもより役立…

男の女郎、女の喜助が住む色街、乙原。 そんな乙原に一人の女がやってくる。武家の息女だというその少女には、想い人が居た。 男女郎・灯籠と、女喜助・次郎の物語。

昔色街にすんていた女が語る不思議な灰色猫の思い出話。

跡取りとして育てられた領主の娘、ロートラウトと流れ者の異民族タマラの甘酸っぱい交友を書きます。 百合路線で行きたい！と思いつつも、前置き設定がながい( ´_ゝ`) 貴族など細…