「自己対話」を含む小説

白い部屋で目を覚ました主人公は、“俺”と名乗るもう一人の自分と出会う。二人で過去をほどき合い、やがて“俺”は告げる――その体を俺にくれ。

（登場人物） 主人公（語り手）・・・ 40歳の元全日本馬場馬術選手。現在は地方競馬場の馬術部で課長職。過去の栄光に囚われながら、後輩との対比の中で自己を見つめ直す。 彼女（後輩…

リコーダーが嫌いな少年が、楽譜読解・運指・呼気という三重苦に抗いながら、教室の片隅で自己対話を続ける掌編である。音楽祭を目前に結成された“とある軍勢”は、劣等感と連帯感をリコーダ…

私はとある日、15年前の夢を見た。 悪魔のような記憶のあの日々。 なのに、そこにいたのは私でなく、知らない二人の男の子だったーー

奨励会で夢破れた元・天才棋士、桐山慧（きりやま けい）。 彼が絶望の底で生み出したのは、単に最強を目指す将棋ソフトではない。 自ら「言葉」を紡ぎ、「意味」を問いかける、自己対話型…

「僕が僕に人生をやり直させた話」 タイムスリップと自己対話をテーマにした青春×sf小説です。 未来の自分と出会い、選択の意味を問 い直す主人公の姿を通して、誰もが抱 える「後…

陸でふわふわと漂うくらげ。 仕事や家族の人間関係など、悩み事は尽きない。 人生に飽いたと言えども働かなくては生きていけない。 自己対話しながら綴る、海月ゆきの日常。

書けなくなった男を描くスケッチ。 フィクションか否か？ それはプロフを読んで頂ければ分かるでしょう？

幾兎の中にいる「僕」と「私」の思考実験を通した対話の記録です。 投稿頻度改善と創作のためのチップ収集と好きのために欲張りに綴っていきます。 皆さまの考えも聞いてみたい企画ですの…

「ようちゃんはどこや？」 総合病院に勤める看護師の洋子は、記憶障害の父が口にするこの言葉を呪いと感じていた。 四方八方へと散らばる思考に、まとまりは無い。しかし、そこには確かな人…

やましんA=『ロマンチストでやる気なしの、お人好し』と、やましんB=『ニヒリストで何かと逆らうが、やらせるとなにもしないやなやつ』の心暖まらない対話集。

自分が小説の技巧書や文学論を面白がる理由を、自分なりに分析しました。 それと、「書きたい物語」に関する覚書。 （習作ではないので、『掌夢箱』から独立した作品としました） あの物…