「碁盤」を含む小説

三語即興板で昔書いた作品です。

既出の、 🔵長安変奏曲（古代～近世官能シリーズ③）、https://bit.ly/4ltXy2W を完結させていますが、 🔴倭国を記述した中国史書（『漢書』から『新唐書』まで十巻…

部員ゼロの囲碁部、クールな転校生、謎に喋るAI。 バラバラだった三つの“定石外れ”が、十九路の上で重なっていく。 青春って、こんなに不器用で、あたたかい。 囲碁を愛する高校生・…

長安変奏曲（古代・中世官能Series③） 時は、延暦24年（805年、唐の貞元21年）、若き空海（32歳）と最澄（39歳）は、第16次遣唐使留学僧として長安に入った。唐の徳宗…

　７１０（和銅３）年、平らでなだらかな土地である『奈良』に京が築かれる。平城京と呼ばれるその京は、唐の都である長安を模倣したもので、碁盤の目の様に整然と区画された様子は、『なんと…

　その日、街は不規則なビートを刻んでいた。 　午後三時五十五分と五十七秒、大気がわずかに震え、ひとりの少年が空を見上げた。 　空にはクジラが浮かび、逆さまになった碁盤に鮮やかな手…

強さを増した午後の日差しの照る縁側で、染みだらけの老人が潰れた声で怒鳴った。碁盤を挟んだ向かいで腕を組む頭の禿げた老人が「ああ？」と、やはり大声で返す。

戸山翔、水無月春斗は、友人の蔦木彩から、なぞなその出題を受ける。正答を求めて賭けに至り、二人は映らない鏡を割る作業へ駆り出されることになるが……。

『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

碁盤の目のように100の領に別れた世界ティラトス。 各領には領域主と呼ばれる魔物の長が存在し、人族が領域主を滅ぼすことで領主になる世界。 魔物は自領を守るため、人族は世界を統一す…

江戸中期、農民達の間で、碁盤を挟んでサイコロを振り、出た目の数だけ碁石を打てる民棋と呼ばれる遊戯が行われていた。 　 　齢七十を過ぎて妻にも先立たれた独居老人の田畑善一は、あると…

初夏の夜大学生ナオが出会ったのは河童だった…。 北の街札幌を舞台に、ゆるくまったりと繰り広げられる夜のあやかしたちの生活 お楽しみください

　2100年代、高等魔法が復活。 高等魔法の中には古くより伝わる陰陽術のひとつ、すなわち囲碁の碁盤を用いた星の魔術も含まれていた。星宮道幻(ほしみやどうげん)は不慮の事故に遭いプ…