「白砂」を含む小説

梢 透羽（こずえ とうわ）14歳。 人の心にそっと寄り添い、世界を柔らかく受け止め、真城の何気ない言葉に意味と静かな希望の光を見いだす少女。 真城 氷慧（ましろ ひさと） 30…

タイトルは「はくさ」と読ませるつもりです。

決闘！じつにくだらない理由で！

掘り起こされた記憶の断片により、静寂が破られるお話。

6年前、魔導戦争が終わった。 勇者を旗印に世界に喧嘩を売った人族は、魔族と獣人の連合軍に負けたのだ。 戦争の余波により故郷を追われた白砂漠のイゥルポテー一家はサバイバル生活を送…

※以下ヒロインの茉莉とコジロー（犬）のイメージ画。 https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/UdavoClY 佐々木　小次郎（ささき　こじろう…

『あらすじ（結末まで含みます）』 神に見捨てられ、緩やかに滅びつつある世界「サリオラ」。生命の源「星の息吹」が減少し、生きとし生けるものに影響を及ぼしていた。 探索士の青年ロバー…

　お母さんの葬儀のあと、金木犀の咲く庭で優が泣いていると、小さな女の子が現れて言った。 「お兄ちゃん、なんで泣いてるの？　男の子は泣いちゃだめなんだよ」 　女の子は赤い漆の椀に庭…

怪我で二度と走れなくなった高校生の天来満（あまらい みつる）は夏休み、校舎の屋上から飛び降りようとしていた。 しかし、すんでのところで高校の生物教師である葉山咲子（はやま さきこ…

砂時計を前にし、私達はなんと無力なのでしょうか。 乳青色の夢を懐古し、微睡む私は瞼を閉じました。

食事は一人で静かに取りたい派の成瀬拓馬は、どこか冷めたところがある高校生。 父子家庭で育ったから料理スキルはそこらの女子より断然高く、幼少期のとある体験から大の女嫌い。 昼休みに…

白砂漠の砂嵐に襲われた青年・ウバイドは、嵐の中心に不思議な獣人の子供を目にする。砂漠を彷徨い、ゾンビの少年・キョンに出会うことで不気味な廃墟都市「Losers' Heaven」を…

中１の春。村合小春は、スクールカースト最上位の高野美佳子らのグループからいじめのような行為を受けていた。そんな彼女を救ったのは、暗くて友達のいない彼女とは交わりようのない、バスケ…

お千香は定次郎のたった一人の娘であり、 佐吉の両親はとっくにこの世の人でなくなっていたから、 残された子供の将来については定次郎を頼るしかない。 それはわからないでもないが、 女…

「やったぁこれで私もできる」 友人である草元 聖奈から貰ったソフトを見て雪音は呟いた。 　初めての執筆なので色々と誤字脱字があるかも知れない(絶対ある)ので教えてくれると幸いです…

主人公・齋藤　新はある時、ペンダントを拾った。そのペンダントの持ち主は白砂　唄という学校のマドンナだった。 　そのペンダントを拾ったことを機に新の平凡な日常が動き出す。 レビュ…

基本的に１話完結の短編集です。 「詩・童話」のカテゴリにそぐわない、陰湿で胸糞なお話ばかりですゴメンね 雨月物語や、おおかみこどもとは特に関係ありません ※2021.06.19…

　世界は地下からあふれ出した白い砂によって覆われた。 　勢いを増す流砂は陸地を消し去り、文明を呑み込んだ。 　未曽有の大災害の中、人々は砂に浮かぶ壊れた家の屋根や、小型ボートの上…

白い砂が、街を、人を、砂に変えていく── 生物は等しく砂に変わり、その砂もまた、人を砂に変える。 死の連鎖は止むことがなく、世界中が砂に覆われるのは、もはや時間の問題だ。 家族…