「玉の緒」を含む小説

戦国時代末期～江戸時代初期、佐竹義宣と側室・岩瀬御台、義宣の腹心・梅津政景とその周りの人々の物語。 常陸の領主・佐竹義宣は、源氏の名門を誇りとしながら他人に心を開かず己の殻に閉じ…

霊感を持つ友人がいるという人物から聞いた、不思議な話の数々。彼女が見ている世界とは──。（死相） 夜の山中を歩く男が、行きずりの青年と四方山話をする。しかし青年の正体は、男が想…

「あたし、彼氏が出来た」 幼馴染のその一言から全てが変わっていってしまった。 高校一年の陰気な少女、本多言乃葉（ほんだことのは）は幼馴染の陽気な少女、葉山文（はやまあや）に想…

怨み骨髄に徹す────── 古来より人の「怨」は死後も現世に遺り、世に禍いをもたらすと言われている。その祟りは強力ながらも実態が掴めず「怪奇現象」の類に留まっていたが、近年急激に…

鬱陶しい雨、絡む蔓。 煩わしい人付き合いや、お節介。 でも……。