「業務 掌編」を含む小説

ブラック企業ホラー（※閲覧注意） 俺の名前は、楠木穣一。五十五歳。 営業部長を務めている。 十二月。 あと数日で、今年の業務は終了する。 この時期、部長である俺の使命は、た…

【掌編二編】 「#復讐代行」 　完璧な復讐を代行してくれたが…… 　しかし完璧であるがゆえに、見えてくるものがある 「産める人、産めない人」 　産める人と産めない人がいたら……

ゆるい職場でよかった。 出勤後、即座にイヤフォン。外界から閉ざされた俺は無敵だ。音以外何も感じない。きっとナイフで刺されても銃弾が飛んできても痛みを感知できないだろう。なぜなら…

終わらない夏休みの島。海辺に佇む小さなアパートの管理人としての仕事は驚くほど自由だ。 その中で唯一『必ず行うように』とされているのが、業務日誌の記帳である。 （作者の推している登…

もはや逃走だった。 一日十五時間三十連勤という地獄のような業務が明け、ようやく一段落ついたが後遺症は深く、しばらく動けなかった。重いスマートフォンで高めの宿を取ったのが昨日の事…

　幽霊が政府によって法的に定義された未来。幽霊は霊障災害として災害補償の対象とされた。しかし、実際には法による定義により、幽霊の存在を認めないことを目的に設定されたものだった。そ…

●初音鏡花（ハツネキョウカ）：１４歳のサイボーグ少女。マイペースな性格だが、職業は治安維持に配置された【風紀委員】の一員。しかし怠け癖のあるサボリ魔。音楽が好きで、特に感情表現豊…

掌編小説（ショートショート）集です。 一話完結作品となっておりますので、ひとつでも、ふたつでも、どれからでも気軽にお読み下さい。 《お品書き》 File.1　【青春小説】青い…