「戦記・軍記 魔法」を含む小説

誉れも知らず、剣も持たず。 それでも、槍を掲げて戦場を駆けた。 帝国辺境の寒村に生まれた農民の三男――オズベル。 土地を継ぐことも、家を持つことも許されず、 若く、背が高く、腕…

二大国の狭間に位置する小国、レムリア公国。 偉大な父王が病に倒れ、国は滅亡の危機に瀕していた。 帝国軍は国境を包囲し、教皇国は「呪い」を口実に内政干渉を迫る。まさに絶体絶命、チェ…

雪原に小さな旗を掲げる国・絽国。 若き国主、絽公と、明星を見出した軍師、李周。 戦乱の世に翻弄される主従を描く、叙情的掌編シリーズ。 ―――――――― 1話1000～2000…

新皇帝の初陣を飾るはずだった「圧倒的勝利」の戦争。しかし二個軍団が合流予定時刻を過ぎて未着。ただの遅延か、敵の反抗作戦か。夏、雨期、城障なき原野に張られた大天幕で頭を欠いた軍議は…

魔法の研究が進むドレイグス王国。しかし、まだ限られた者のみが扱える祝福であり呪いである魔法は、 戦争の主要な手段として用いられている。 王国は、二十年にも及ぶ長い戦争を隣国の神聖…

素なる光が誕生して以来神々は増え続けている。増えすぎた神々は光エネルギーが足りず合界のエネルギーを奪い肉体を持つ堕神(竜)となる。今ここに人間と神々の戦いが始まる。