「商人 霧」を含む小説

◆42話の大きな区切りまで済。◆毎週金曜日の18時頃に2話投稿予定です。 ◆『大きな区切り』まで書き上げて投稿するスタイルになります。 季節は秋。 とある深夜、深い霧を抜けると…

魔物はびこる霧の中にだけ現れる店、「幻影堂」。 その店の主は、ピエロみたいなおかしな服に、鉤爪に、ツノまで生えた奇怪な風貌。 売られている物だって、おかしなものばかり。 そしてそ…

神々の愛でたもう美の諸相が、いかにしてしたたかな商人を危険な賭けに誘ったか。そのいきさつを、本人の手蹟になる文よりここに要約する。若い夜盗の詭計と親切心のこと。つけたりとして霧の…

　――東の果てで、霧の魔女が死んだ。 　それはアルスーン王国とエルドナ魔族連合王国による、大陸全土を巻き込む戦争が終結した事を意味していた。 　山岳に囲まれたとある辺境の村では…

『人間の感情を吸い取って、商品にしている人物がこの街に存在する』 これはそんな噂が街に広まり、その商人を訪ねた二人の男女が感情を吸い取る力を体験した物語。 とある日の残業終わ…